<63>インタビュー中に「もつかな、もつかな」と繰り返した
インタビューのため私が約束の時間に大阪・釜ケ崎を訪ねても、初代一条さゆりは留守にしていることがあった。
名刺の隅に訪問したことを記し、ドアに挟んで帰ると、彼女は公衆電話から連絡してきた。彼女の部屋には電話がなかった。
「急に体の具合が悪くなって、病院に行っていたの…
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