仕事始めから1週間 長引く胃の不調をたった3日で元に戻す
また、自律神経のバランスが崩れると胃の動きも悪くなる。胃がもたれる、重苦しい、吐き気を感じるのはそのためだ。
「まずは、リラックスしている時に働く副交感神経を優位にするような生活を意識してください。40度程度のぬるめの風呂にゆっくりつかる。のんびり散歩をする。食事の時に好きな音楽を聴く。夜10時以降はパソコンやスマホは見ないようにする。こうした生活パターンを続ければ副交感神経の働きは高まります」
■「T・U・F」な食事を意識する
さらに、食事では「T・U・F(タフ)」を意識する。
「T」は「タウリン」のこと。イカ、タコ、マグロ、ホタテ、カキといった魚介類に多く含まれている。
「タウリンには胃の細胞の寿命を延ばす作用があります。暴飲暴食をすると、胃の粘膜の細胞が傷つき、死んでしまう。そうなると、胃が荒れて不調が表れます。ピロリ菌に感染しているとその毒性が活発になり、さらに悪影響を与えます。タウリンを摂取すると胃の細胞の寿命を延ばすことができるので、胃の調子も改善されるのです」