今さら聞けない 「睡眠時無呼吸症候群」知っておきたいこと

公開日: 更新日:

■どういう検査?

 確実に調べるには、睡眠時無呼吸症候群を数多く診ている医療機関で、睡眠中の脳波や呼吸などを測定する睡眠ポリソムノグラフィー検査を受けるべきだ。

「血中酸素濃度などで調べる簡易検査は、専門医が診れば睡眠時無呼吸症候群かどうかが分かる場合もありますが、それでも絶対ではありません。ましてや、睡眠を専門としない医師が診た場合、問題なしや要経過観察という判断が正しいかどうかは疑問です」

■治療は?

 機械から空気を送り込まれる専用マスクをつけて寝るCPAP療法がまず行われる。
 ここに、肥満の人はダイエットも加わる。扁桃が肥大化している、鼻が曲がっているといったはっきりした原因がある人は、それらを改善する手術も有効だ。

「ただし、CPAP療法は明らかに日中の体が楽になるが、睡眠中にマスクを付け続けるのは苦しいという患者さんもいます。そういう場合は、数週間つけて数週間休む、漢方薬などほかの治療法も併用するなど、患者さんに応じた方法を考えます」

 いずれにしろ、専門医のもとでの治療が肝心だ。睡眠時無呼吸症候群の患者数は600万人。20人に1人が該当するともいわれている。今回の事故は、決して他人事として考えてはいけない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束