夏に増加の「痛風発作」 3つのマイナス要素知って正しく対策
水分の摂取も忘れてはいけない。腎臓機能に問題がある場合を除き、1日2リットル、少しずつ取ることを目安に。
もちろん、痛風に対して正しい知識を持つことも不可欠だ。
「“尿酸値のためにビールをやめて焼酎に替える”という話をよく聞きますが、ビールがNGなのではなく、アルコールそのものがNG。アルコール全般において節制が必要です」
尿酸値が高いと、痛風発作だけに注意が向きがちだが、本当の怖さはそこではない。
「動脈硬化が進行し、心筋梗塞などの心血管障害のリスクが上がります。腎臓が悪くなり、人工透析のリスクも出てきます」
一般的に、痛風発作を起こしてから薬物治療が始まるが、尿酸値が高いことに加え、高血圧や脂質異常などがあれば、痛風発作前から薬の服用が必要なケースもある。