治療遅れはQOL直結 頭頚部がん早期発見に5つの必須サイン

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(5)その他の要注意の症状

 舌の縁などにできた口内炎が2~3週間経っても治らず、出血を伴う。硬いしこりや痛みがある。これらは、舌がんが考えられる。さらに、片方だけの鼻詰まりや鼻血も、上顎がんや上咽頭がんなどが疑われ、詳しい検査が求められる。

 頭頚部がんは、ある程度「なりやすい人」がはっきりしている。

「長年における毎日の食生活の結果として発症するケースが極めて多いのが特徴です」

 リスク因子をどれだけ抱えているかを知ることは、頭頚部外科の早期発見や予防にも役立つ。

「具体的にはまず、長期間の飲酒や喫煙(受動喫煙も含む)。熱い食品や刺激食を日常的に摂取している人も要注意です。次に、義歯が合わなくて舌を刺激し、それが原因になって舌がんを発症しているケースは極めて多く見られます」

 さらに、貧血だ。鉄分が不足して生じる貧血は、舌や咽頭粘膜の修復機能に影響を及ぼすといわれ、特に女性では、下咽頭がんの発症因子になる。

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