治療遅れはQOL直結 頭頚部がん早期発見に5つの必須サイン

公開日: 更新日:

「しかし原因不明で、2~3週間以上嗄声(声がれ)が持続し、長期にわたって喫煙習慣がある方は、喉頭がんの可能性があります」

 声帯ポリープでも声がれがあるが、専門家が見れば、がんかどうかがすぐにわかる。

 さらに、声に力が入らない、声が割れる、連続した一定時間の発声ができないといった場合、声帯を動かしている反回神経の麻痺が考えられる。進行した喉頭がん、甲状腺がん、下咽頭がんなどで起こりやすく、さらに肺がんの進行状態のサインでもある。

(3)首にしこりがある

「しこりが1個だけ触れる」あるいは「いくつかのしこりが連続して固まっている」「しこりがコロコロ動く」「しこりが固定して動かない」「しこりを押すと痛みを伴う」などは、頭頚部がんに詳しい医療機関を受診すべき。頭頚部がんのリンパ節転移の可能性がある。

(4)鼻血や血痰が2~3週間以上続く

 上顎がん、鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、上中下の咽頭がん、舌がんなどは、がんの増大や損傷で出血を起こすことがある。出血が継続するなら、専門機関の受診が必要である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか