冬は「新型栄養失調」に注意 中高年の正しい食事法とは

公開日: 更新日:

 寒さを実感するこれからの季節、「風邪などの感染症にかかりやすい」「だるい、息切れする」「まぶたがピクピクする、目がかすむ」「肌がかさつく」「足がむくみやすい」「口内炎ができた」などという人は食事に注意が必要だ。総カロリーは足りているのに必要な栄養素が不足する新型栄養失調かもしれない。

「新型栄養失調は幅広い世代で見過ごされている健康問題です。非正規雇用の若者は食費を削り偏食になりがちで、中年はやせている方が健康だとの思い込みから食事量を減らしビタミン不足が目立つ。高齢者はそれに老化が加わり、ふくよかに見えても実は栄養失調という人がかなりいます」

 こう言うのは人間総合科学大学の前教授で東京都健康長寿医療センター研究所協力研究員の熊谷修氏だ。とくに不足しやすいのは微量栄養素と動物性タンパク質だという。

 ビタミンやマグネシウム、亜鉛や葉酸、カリウムなどの微量栄養素不足は、しびれ、痛み、けいれん、皮膚の乾燥、肌荒れなどを招きやすい。

 肉に含まれる動物性タンパク質が足りないと筋肉、血液、骨を十分つくれず、筋肉量が減りやすく、身長が縮み、太りやすくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情