冬は「新型栄養失調」に注意 中高年の正しい食事法とは

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「この男性は、動物性タンパク質の摂取がとても少なかった。タンパク質は免疫力の維持に欠かせません。タンパク質不足が免疫力を下げ、腎盂腎炎発症につながったのです」

■重要なのは肉

 では、新型栄養失調を避けるためにはどうすればいいのか?

「主食であるご飯やパンを除いて、毎日欠かさずに肉、卵類、牛乳、油脂類、魚介類、大豆製品、緑黄色野菜、イモ類、果物、海藻類の10食品群を食べることです」

“それでは食べ過ぎではないか”と思うかもしれない。しかし、先に述べたように、40代を過ぎれば食べる量は減る。これだけバラエティーに富んだ食材を毎日取ると、自然と食事の質が高まることが実証済みである。ブームに乗り炭水化物を制限している中高年は、体に取り入れた大事な栄養素の有効活用ができないので要注意だ。

「とくに重要なのは肉です。肉は良質のタンパク質と、すぐにエネルギーに転換できる飽和脂肪酸が同時に取れる優良な食品です。体内のタンパク質組織は10万種類にもおよび、これらのタンパク質は20種類のアミノ酸が結合しています。このうち9種類が必須アミノ酸で、体内では合成できません。肉はそれらをすべて取れる利点もあります」

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