急増中 「大腸がん」宣告後も長生きするための5つのヒント

公開日: 更新日:

■ビタミンDを取る

 骨を強くする作用が有名だが、多くの遺伝子を調節することでがんの治療効果を持つことがわかっている。がん細胞の増殖を抑制し、分化やアポトーシス(自死)を誘導し、がんが栄養を取るために必要とする血管新生を阻害し、炎症を抑えるなどの働きが報告されている。

「ビタミンDは、がんに対する免疫の働きを活性化する機能があることがわかっていて、大腸がんの診断前ならびに診断後の血中ビタミンD濃度が高い人は、低い人に比べて生存率が高くなることが知られています」

 ビタミンDはキノコなどに豊富だが、太陽光に当たるだけで体内で合成できる。

■食物繊維を多く

 大腸がん患者の食事死亡リスクの関係を調べた研究結果から、診断後に食物繊維をより多く取ることで生存期間が長くなることがわかっている。

 1575人の大腸がん患者を対象とした研究によると、1日の食物繊維摂取量が5グラム増加するにつれて大腸がんによる死亡率が22%低下し、全死亡率も14%低下したという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態