治療9年目…江本孟紀さんは加齢黄班変性で人生観が変わった

公開日: 更新日:

 今もサンケイスポーツ、ニッポン放送、CSのフジテレビONEで野球解説をやってるから、毎年2月は宮崎と沖縄のキャンプに取材に行っています。3月にはアメリカのスプリングキャンプでメジャーとマイナーを見に行きます。

 解説のときも、放送席に日が差してる場合があるんで、紫外線には気をつけています。

 愛用しているのは、知り合いから勧められた、メガネの上からかけられて、あまり暗く見えないサングラス。目の横のほうから紫外線が入ってこないように脇もガードされているすぐれモノです。目に異常を感じていない人でも、40代ぐらいからかけたほうがいいですよ。ボクはこのサングラスのおかげもあって、病気の進行がだいぶ止まってるんじゃないかな。

 加齢黄斑変性のための薬はないので、服用しているのは血糖値を抑える薬、栄養剤、ビオフェルミン(ビフィズス菌)だけ。血糖値は10年ちょっと前から高くなってきたんです。でも、糖尿病って症状が出ないから、つい食べ過ぎてしまう。もともと人の3倍ぐらい食べるからね(笑い)。酒もたばこもやらず、食べることしか趣味がない。仕事であちこち行くから、これからもうまいもんを食い倒してやろうと思っていますよ。

 (聞き手=中野裕子)

▽えもと・たけのり 1947年、高知県生まれ。高知商業―法政大学―熊谷組を経て、71年に東映入団。その後、南海、阪神でエースとして活躍し、81年に引退。92年から参議院議員を2期務めた。2017年には旭日中綬章を受章。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  1. 6
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  2. 7
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  3. 8
    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 9
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10
    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題