新型コロナでマスクが手に入らない…必須の花粉症「薬」対策

公開日: 更新日:

花粉症の薬を選ぶには、どんな症状があるかに加えて、どういうときにどういう症状が出て、何をつらいと感じるかを患者さんから聞き、それに合った薬を、ちょうどいいタイミングで処方することが必要です。花粉症治療に詳しい耳鼻咽喉科でないと難しい」

 しかし、一般的にクリニックを受診すると、処方されるのは抗ヒスタミン薬。「鼻詰まりが最もつらい」といった人では「効果がイマイチ」と感じるだろう。また、医師ですら専門外となると適切な薬の選別が難しいのだから、素人が市販薬で花粉症の症状を抑えようとするのは、軽症患者を除いて、無理がある。

■重症でも症状は抑えられる

 以上のことを踏まえた上で薬選びをするとして、今シーズンならではのトピックスは「貼り薬」と「重症患者にも効く薬」の2つだ。

 まず貼り薬は、2018年4月に発売された「アレサガテープ(一般名エメダスチンフマル酸塩貼付剤)」。世界で初めての貼るタイプの抗ヒスタミン薬で、「食後」「食前」などの決まりがないため、一日のうちいつ貼ってもよく、1回貼れば効果が24時間続く。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」