脳<上>ストレスから守るセロトニンを増やす3つの習慣

公開日: 更新日:

 そして、ストレスが増えるとセロトニンの分泌が減る、セロトニンが増えるとストレスが減る、というシーソーの関係にある。つまり、セロトニンの分泌を促すことは、脳に加わるストレスを減らすことになるのだ。

「セロトニンを増やすポイントは、『①太陽光を浴びる』『②リズム運動をする』『③グルーミング(スキンシップ)をする』です。リズム運動は、一定のリズムで筋肉の緊張と収縮を繰り返す運動で、ウオーキングやサイクリング、水泳などが有効です。だから朝早めに起きて、太陽光を浴びながらウオーキングをすれば一石二鳥。ただし、ウオーキングは歩くことだけに意識を集中してください。街中では店の看板などに気を取られるので公園や河原などを歩くのがいいでしょう」

 グルーミングは、人と人が触れ合う行為。家庭では夫婦で肩もみやマッサージをし合う、子供と遊ぶなど人と触れることで直接セロトニンが出るのではなく、「オキシトシン」という愛情ホルモンが分泌され、セロトニン活性を促すという。

 直接触れ合わなくても、親しい友人たちと食事、親しい同僚と仕事帰りに一杯、同じ趣味の仲間たちと過ごすなど、他人と楽しくコミュニケーションを取ることにもグルーミング効果がある。また、人でなくても猫や犬などのペットと触れ合うことでもいいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到