目に針先が迫ってきて…播戸竜二さん翼状片の手術を振り返る

公開日: 更新日:

 何度か針を刺して麻酔が終わると、次は「目を下に向けてください」と言われ、鼻の先を見るようにしていました。要は眼球の上の方から正常な膜を採取したのです。そのあと病変を切り取り、正常な膜を張り付けて縫いました。

 コンマ何ミリという世界を拡大する手術用のゴツイ眼鏡を掛けた先生が縫うこと5針。痛くはないですが、針が入る瞬間や糸で引っ張られる感覚はあって、先生の手が行ったり来たりするのをまばたきもできずに見ていました。経験したことのない緊張が続いたので、終わったときには精神的にかなり疲弊しました。

 その後、糸がゴロゴロする違和感に耐える日々が10日以上あり、抜糸になります。その工程を左目でもやって、今に至っています。

 一時的に落ちた視力もすっかり戻りましたし、充血もなくなりました。ただ、しっかりした一重瞼がうっすら二重になったので、「顔いじった?」と誤解されることだけが“後遺症”です(笑い)。

 今回の経験を通してビックリしたのは、眼科にやって来る高齢の方々の多さです。年齢を重ねると目の病気になる人がこんなにいるんだと思って、自分の老後のためにももっと目をケアしていかなくちゃいけないなと思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?