稲妻のような残像が…叶かずゆきさん語る脳動脈瘤との闘い

公開日: 更新日:

叶かずゆきさん(俳優・タレント/48歳)脳動脈瘤

 僕はもう50歳近いおじさんですけど、頭の中には“最新機器”が入っています。というのも、日本ではまだ保険適用されて間もなくて症例の少ない最先端の「脳動脈瘤塞栓デバイス」を使うことに協力したからです。

 脳動脈瘤がわかったのは、2020年11月でした。人間ドックの一環として受けた脳のMRI検査で見つかりました。

「すぐに大きな病院に行かないと……。紹介状を書くからどこの病院にするか言ってほしい」と、かかりつけ医に言われ、慌てて妻とネット検索して脳外科の名医がいそうな都内の大学病院に決めました。

 思いがけない結果でした。じつは19年の初めに頭痛がひどかったので脳と脊髄と腰のMRI検査を受けたのですが、そのときは「異常なし」だったのです。なので、希望も含めて「間違いなんじゃないか」とどこか疑っていました。

 でも、大学病院でもう一度MRI検査をした結果、最初の見立て通り5ミリ大の瘤が1つ確認されて、話はすぐに手術の必要性や、手術のリスク、放置した場合のリスクなどに進んでいきました。最終的に「放置して破裂することを考えれば、手術後の後遺症や合併症のリスクをてんびんにかけても手術をやるべき」という結論に達し、手術を決断しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…