目に針先が迫ってきて…播戸竜二さん翼状片の手術を振り返る

公開日: 更新日:

 幸い、充血があっても視界は良好で、痛くもかゆくもないですし、プレーにはまったく影響がなかったので、現役中は点眼薬でしのいで、手術は引退してからしようと決めました。

 案の定、引退してメディアの仕事が増えると「目赤いね。寝不足?」「飲み過ぎですか?」と言われることが多くなったので、「やっぱり手術をやらんといかんな」と思ったわけです。

■痛みはないけど怖かった

 手術は、患部の膜を切り取って正常な膜を張り付けて縫うという内容でした。先生の「そんなに難しい手術ではありません」との言葉通り、当日は服の上から簡易な手術着を着て、専用の椅子に座って手術が行われました。

 上を向いていると瞼が閉じないように目の上下をテープで引っ張られ、さらに目を見開いたまま固定される機械がセットされて、これ以上ないほど目が無防備な状態になりました。それだけでも怖いのですが、そのあと点眼薬がかかり、「では始めます。麻酔します」との言葉とともに注射器が……。点眼薬で視界はぼやけているものの、自分の目に注射器の針先がどんどん迫ってきて、刺さるのが分かりました。痛みはないのですが怖かった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…