<4>母も陽性で入院…ショックよりも自宅に残さず安心と感じた

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■抗ウイルス薬「レムデシビル」の同意書にサイン

 12時15分。医師から病室に連絡が入る。薬は咳と喉の薬のみ。肺の画像から中等症との診断。抗ウイルス薬「レムデシビル」の使用に同意した。レムデシビル投与とは、重症化リスクありなのか? 自分の症状と薬の値段が気になった。説明によると25万円は公費負担とのこと。ありがたいと思ったが、コロナによる医療機関の負荷に加え、医療費増の片棒を担いでいるのだと認識した。

 12時30分。PCR検査を終え、自宅に戻った母に携帯メールで連絡。陽性が判明したので、明日入院の準備をするよう伝える。

 16時。37.3℃。息苦しい。咳き込む。頭がボーっとしている。入院2週間分の、大量に持ち込んだ本を読む気にもならない。医師から「ここ数日が踏ん張りどころ。症状には波がある。夜に熱が出ることが多い。症状が強い場合はステロイド薬を使用する」と激励。

 16時10分。37.6℃。急に熱が上昇している感覚あり。かなり不安になって医師に連絡すると、「水分摂取を多めに」との指示。

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