「途中から記憶がない」は問題飲酒…飲み方を変えるポイント
お酒を飲んだ時、「荷物をどこかに忘れた」「気が付いたら最寄駅ではないところにいた」「途中から記憶がない」「素面になってから思うと、よくわからない理由で口論になった」「覚えのない写真がスマホに残っている」「転んでケガをした」……。どれか一つでも該当する人は、お酒との付き合い方を見直した方がいいかもしれない。
「すでに『問題飲酒』の域に入っていると考えられます。繰り返し、社会的損失や身体的損失が伴う飲み方は、アルコール依存症またはその予備軍が疑われます。このままいけば、深刻な問題が生じる可能性があります」
こう言うのは、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さん。神奈川県鎌倉市の「大船榎本クリニック」で、長年アルコール依存症の治療などに当たっている。
お酒が好きな人であれば、今後も楽しくお酒と付き合っていきたいと思うだろう。そのためにも、飲み方を見直してみてはどうだろう? 外で気軽に飲めなくなった今が、ちょうどいいチャンスかもしれない。斉藤さんに、お酒をやめる、あるいは減らすコツを聞いた。