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古谷彰子愛国学園短期大学 家政学部准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

王の果実パイナップルは食前に取ると消化器系障害に効果あり

公開日: 更新日:

 果実の形が松かさに似ていて、味がリンゴのように甘いので、「パイン(松の実)アップル(リンゴ=価値のあるおいしい果実)」と呼ばれるパイナップル。日本でパイナップルの栽培が本格的に始まったのは1930年ごろです。明治・大正時代には英語を直訳して「松リンゴ」と呼ばれていたこともあるそうです。

 世界中に広まったきっかけは、なんとコロンブス! カトリック両王へ献上したところ、「王の果実」として称賛を受け、国王の富と権力の象徴とされ普及していったそうです。フィリピンや台湾などで栽培されるようになったのはごく最近のこと。缶詰の製造が盛んになったことから、大量生産されるようになりました。

 そんなパイナップルですが、100グラム当たりのエネルギーは51キロカロリーと比較的低エネルギーといえます。ただし、糖質量は缶詰のパイナップルは生の約2倍、砂糖漬けにしてある缶詰は生の約8倍というものもあるので、糖質量を特に気にされる方は生食をおすすめします。

 また、生パイナップルを食べすぎると舌が痛くなった経験はないでしょうか。これはブロメラインというタンパク質分解酵素が舌上のタンパク質を分解したためです。でも、悪いことだけではありません。ブロメラインは胃液の分泌を促してタンパク質の消化を助けてくれる働きや、胃腸の炎症を鎮めたり腸内の有害物質を分解する作用など、消化器系障害にも効果があると報告されているのです。

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