腸<下>お風呂で行うワンランク上の「腸ストレッチ」消化器内科の名医が教える

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 これは大腸にたまったガスを、上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸の順で移行させて抜くことで、腹部膨満感を取り去るストレッチになる。この4パターンを2~3分ずつ、1日1~2回行うことで、お腹の張りや腸内環境が改善されるという。

「仕事中にお腹が張ってきたという場合でも、腸ストレッチを行うことができます。基本のストレッチの②と③を、デスクワークなら座ったまま、立ち仕事なら立ったまま行えばいい。腹部の右側から左側へ手のひらで2~3分間プッシュしてガスを左側へ移行します。そして、左脇腹を左手のひらで斜め下にプッシュすることで、ガスをS状結腸へ移行させるのです」

 もっと簡単な腸ストレッチは腰から腹部をひねるツイストを1~2分程度行うやり方だ。右側にたまったガスが左側(肛門に近い方)に移動しやすくなる。そして、時間的に余裕ができたときに、トイレに行ってガスを排出する。もしガスが抜けにくいようなら、シャワートイレで少しだけ肛門を刺激するとガスが抜けやすくなるという。

 最もガスが抜けやすいのは入浴時。ぬるめのお湯(38~41度ぐらい)にゆっくり漬かると、腸をつかさどる副交感神経の働きが活発になり、腸がリラックスするからだ。このときも腹部を右手のひらで右側から左側へプッシュする。ある程度お腹の左側へガスがたまったら、左上腹部から左下腹部へプッシュする。

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