もし悪性だったら…モデルの理絵さん 子宮筋腫での全摘を振り返る
それまでのんきにしていた私が微妙に焦りだしたのは、この辺りからです。ネットで子宮筋腫に“いいもの”を検索しました。
「きくらげがいい」という記事を見ては、大量のきくらげを買い込んで毎日食べ、「漢方がいい」と知れば、漢方薬局へ行ってお高い漢方を購入して必死に飲みました。
でも、再検査の結果は8センチと大きくなっていて、手術を前提に大学病院を紹介されました。改めて行われたのは、造影剤を使ったMRI、同じく造影剤を使ったCT、そしてPET-CTという3つの検査でした。
その結果、「ほぼ悪性ではないけれど、完全に良性とも言い切れない」というものでした。ドクターからも「手術でもいいし、経過観察でもいい。どうしますか?」と、決断はこちらにゆだねられました。
「ほぼ良性。でも悪性だったら……」と考え、子宮肉腫について調べてみると5年後の生存率が35%と書いてあってビックリ。「そんな怖い可能性を抱えたまま生きられない!」と思い、子宮全摘手術を決意しました。
腹腔鏡手術だとお腹の中で腫瘍を小さく切ってから取り出すことになるので、もし悪性だったらがんがどこへ飛ぶかわからない。やるなら、開腹手術で子宮全摘しかなかったのです。