「今なら助かりますよね?」と無意識に…桑野信義さん直腸がん手術を振り返る

公開日: 更新日:

桑野信義さん(トランペッター、タレント/64歳)=直腸がん

 昨年秋、検査で「直腸がん」が発覚しました。がん摘出手術をしたのは今年2月。一時はストーマ(人工肛門)になりましたけれど、今は自前の肛門に戻りました。

 もともと大酒飲みで、これまでだいたい東京ドーム2杯分ぐらい飲んでたかな(笑い)。しかもなんでもロックで飲むのが好きだったから、夜中に喉が渇いて水をガブガブ飲むわけです。

 必然的にお腹の調子が悪くて、若い頃から便秘と下痢を繰り返していました。

 そのうち便に血が混じるようになったのです。でも、すぐに検査には行きませんでした。だって嫁さんにも見せたことない部分を他人に見せるのイヤでしょ……しかもお金を払ってさ。

 そうこうしているうちに、仕事にならないくらい常にトイレの心配をするようになりました。仕方なく検査に行くと「ポリープがいくつかある」という結果だったので、内視鏡でササッと切ってもらったのです。

 ところが、1つだけ切れないものがありました。それが立派に育った直腸がんだったのです。直径にして3~4センチかな。肛門の道をふさぐほどの大きさで、がんの写真を見せられたとき焦りました。そして無意識に「今なら助かりますよね?」と先生に尋ねていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  3. 3

    「おむすび」は朝ドラ歴代ワースト視聴率濃厚…NHKは橋本環奈で何を見誤ったのか?

  4. 4

    “レジェンドアナ”近藤サトが明かしたフジテレビアナウンス室の実態

  5. 5

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  1. 6

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  2. 7

    テレ朝の名物社員「ナスD」パワハラ&経費不適切使用→懲戒処分が示したテレビのヤバイ昭和体質

  3. 8

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 9

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  5. 10

    兵庫県パワハラ知事は第三者委の「違法」指摘にも居直り反省ゼロ…維新・吉村代表に問われる「製造責任」