高齢女性が目立つワクチン接種後死亡報告は3回目18件含めて1474件
モデルナ社製4事例は男性1例、女性3例。60代1例、70代1例、80代1例、90代1例。死亡は接種翌日3例、2日後1例。「(子宮がん、直腸がん、腹部リンパ節転移の既往歴あり)3回目接種後、元気がなく、眠そうだった。接種2日後の朝、自宅浴室の浴槽内で死亡しているのを発見された」(77歳・女性)、「3回目接種当日、帰宅後に就寝。翌日、息切れを自覚し受診。タクシーで帰宅後、心肺停止状態で救急搬送された。蘇生行為を行うも、自己心拍再開せず、同日午後死亡確認」(68歳・女性)、「予診票での留意点はなし。3回目接種翌朝6時10分ごろ症状なし。6時15分ごろ呼吸停止状態を発見。心肺蘇生法実施も回復せず。急性心筋梗塞として死亡診断した」(96歳・女性)など。
専門部会では22年1月23日までに報告された1450件の死亡とワクチン接種との関連についてα(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)、β(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)、γ(情報不足等によりワクチンと死亡の因果関係が評価できないもの)と評価している。その結果は以下の通り。
▼ファイザー社製(α=0件、β=9件、γ=1373件)
▼モデルナ社製(α=0件、β=1件、γ=66件)
▼アストラゼネカ社製(α=0件、β=0件、γ=1件)
専門部会は「現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。