高齢女性が目立つワクチン接種後死亡報告は3回目18件含めて1474件
厚労省は18日、新型コロナワクチン接種と副反応との関連性を議論する専門部会を開催した。
公開資料によると、2021年2月17日の予防接種開始から22年1月23日までに新型コロナワクチン接種後の死亡として1450件(ファイザー社製1382件、モデルナ社製67件、アストラゼネカ社製1件)が報告された。また、22年1月24日から2月4日までに医療機関または製造販売業者から新たに死亡として報告された件数は24件(ファイザー社製20件、モデルナ社製4件、アストラゼネカ社製0件)だった。
結果、22年2月4日までに計1474件のワクチン接種後死亡が報告されたこととなる。
ちなみに3回目接種後の死亡報告はファイザー社製は22年1月23日まで2件、1月24日~2月4日が11件。モデルナ社製は22年1月23日までで1件、1月24日~2月4日が4件。合計18件となった。
このうち1月24日~2月3日の3回目接種後死亡15事例を見ると次のようになる。
ファイザー社製11事例は男性2例、女性9例。50代1例、70代2例、80代3例、90代5例。死亡は接種当日2例、翌日6例、2日後1例、3日後2例。「食事が摂取できなくなってきていた。ワクチン接種3日後の朝、心肺停止状態となり救急搬送」(91歳・女性)、「入院患者。3回目接種直後、容体安定していたが、接種約1時間後下痢、約3時間後から嘔吐あり。39.1度発熱。接種約4時間後下痢。ワクチン接種後の副反応の可能性を考え、座薬を投与し、点滴を追加した。意識低下なし。夜、嘔吐改善傾向、36.8度、血圧91/41。翌朝35.9度、血圧73/46。意識あり。30分後、意識レベル低下、血圧低下ののち心停止」(97歳・男性)、「予診票での留意点はなし。3回目接種2日後、呼吸停止で発見。救急搬送にて虚血性心疾患が心停止の原因とされた」(97歳・女性)、「高血圧、高脂血症で通院中。3回目接種直後、変わりなく帰宅。入浴中、心肺停止で発見」(78歳・女性)、「(接種当日)入浴中に心肺停止になっているところを家族が発見。心肺蘇生術施行するも心拍再開せず死亡確認」(86歳・女性)など。