著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

メリンジョは長寿遺伝子を活性化し肥満や心臓病の改善に役立つ

公開日: 更新日:

 体内時計を動かしてくれる成分のひとつなので、朝に食べると体がシャキッと活動的になることでしょう。

 また、グネチンCは肌のシミやくすみ、そばかすの原因となるメラニン色素を生み出すチロシナーゼを直接刺激して、メラニン生成を抑制する効果があることもわかっています。

 さらには、抗酸化作用が強いといわれるアスコルビン酸やトコフェノールの1.5倍の能力があることも報告されていますし、食中毒の原因菌である大腸菌、ウェルシュ菌、アオカビなどの増殖を抑える効果を持つことから、抗菌作用を持つとされます。

 少し古いデータですが、2010年のWHO(世界保健機関)の資料によると、インドネシアの平均寿命が男性66歳、女性69歳であったのに対し、メリンジョを食べる習慣があるジョクジャカルタ特別州の平均寿命は男性71歳、女性74.9歳と圧倒的に高く、メリンジョの摂取量と寿命の関係も注目を集めています。

 国内栽培もまだ浸透しきれていないため、加工品での購入にはなると思いますが、手に取ってみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上