清水俊彦
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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

「数年に一度、高熱と激しい頭痛が」と話す女性に強く勧めたこと

公開日: 更新日:

 激しい頭痛は、たとえば長くベッドで同じ姿勢を続けると、少しだけ和らぎますが、姿勢を変えるとまた耐え難いほどの頭痛がやってきます。

 この症状が出ると、市販の鎮痛剤はまったく効かないので服用しません。とにかく動かずベッドでじっとしているしかなく、3日間はほぼ寝たきり状態に。熱が下がり始めると頭痛も和らぎ、完全に痛みや熱がなくなるまではだいたい5日から6日かかります。

 この症状は少なくとも15年以上前から3~4年に一度の割合で起こっており、10年ほど前にMRIで検査もしましたが、脳に異常はないとのこと。

 先生の連載を読み、そういえば映画を見に行った日の後に数度この発作が起こったことがあることを思い出しました。片頭痛は音と光とにおいで誘発されやすいんですよね。私のこの数年に一度の発作のような頭痛は、やはり単なる片頭痛の激しいバージョンでしょうか?

 私は彼女に「すぐにMRIの検査と脳波検査、さらに甲状腺疾患などないか、血液検査をしなさい」と強く勧めました。

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