正月明けに急増する! 脂肪肝が気になる人は「FIB-4 index」の利用を

公開日: 更新日:

 ただでさえNAFLとNASHの区別がつきにくく、肥満がNAFLDの目安にならないとしたら、私たちは肝硬変や肝がんリスクをどんな方法で知ればいいのか?

「近年、注目されている指標が『FIB-4 index』です。肝硬変や肝臓がんに結びつく肝臓の線維化の進行具合を評価するものです。肝機能を調べるための血液検査項目であるASTとALT、血小板の数値、年齢の4項目の数値を利用して計算します」

 数値は「FIB-4 index=〈年齢×AST〉÷〈血小板数×√ALT〉」の式に当てはめて計算する。求められた数値が①1.3以下なら肝臓の線維化の進行リスクは低く経過観察②1.3~2.67は線維化が進行している可能性があり念のため病院で検査③2.67より大きければ4~8割が肝硬変、もしくは肝硬変に近い状態まで進行している可能性、ということになる。

「ただし、これは肝臓の線維化の重症度を評価するためのツールではあるものの、診断ツールではありません。ですからこのツールで③だったとしても、病気であるとは診断できません。他の検査と合わせることで自分自身の肝臓の現在の状態を知ることが大切なのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」