指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

公開日: 更新日:

 へバーデン結節を発症する主な原因は、加齢と指の酷使だという。とりわけ女性の場合、更年期の時期になると女性ホルモンであるエストロゲンが減少するが、このエストロゲンには抗炎症作用や血管を正常に保つ働きがある。エストロゲンの減少により関節に炎症が起こると、炎症や腫れが長引き、慢性化しやすいという。実際、へバーデン結節と診断されるのは40代以降の女性に多く、男性の6倍発症しやすいという。

 ただし、根本的な原因は異常な血管である「モヤモヤ血管」の増殖だという。

「人間の体は本来、異常な血管をつくらないように保たれていますが、同じ部位に繰り返し負担がかかるとその部位の組織は傷つき、修復させようと新たに毛細血管がつくられます。これが『モヤモヤ血管』で、一時的につくられた血管なため非常にもろく、水や線維が漏れ出して赤みや腫れを引き起こします。また血管が増えると必然的に神経も増えるので、過敏になった神経により痛みが生じます。モヤモヤ血管は40歳を過ぎた頃からできやすく、近年はスマホの使いすぎによる指の酷使も関係しているといわれています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった