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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

NY郊外で全米初のマスク禁止条例…コロナ再流行なのになぜ?

公開日: 更新日:

 ニューヨーク州郊外のナッソー郡で、アメリカ国内で初めてマスク禁止条例が施行され、公共の場でマスクを着用した場合、1年以下の懲役と1000ドルの罰金が課されることになりました。でもコロナ再流行中の今、マスク着用を禁止にする理由は何? と全米で大論争が巻き起こっています。

 CDC(米疾病予防管理センター)によると、8月9日現在、アメリカの27の州の下水から「非常に高い 」レベルのウイルスが検出され、さらに17の州で「高い 」レベルが報告されています。

 ニューヨークは州全体としては「中程度」ですが、中心部マンハッタンを含む5つの区では、6月から8月にかけて感染レベルが上昇しています。

 問題のナッソー郡は、ニューヨーク市に隣接するマンハッタンへの通勤圏内。職場からコロナを持ち帰る可能性も少なくありません。

 ところが実は、今回のマスク禁止はコロナとは全く関係のない理由から施行されたものです。コロナなどの感染症にかかっている場合、宗教的な理由でのマスク着用は認められています。

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