「まっくら」や「からゆきさん」で女性たちの声を拾い続けた森崎和江の出会いと別れ
長田洋一という編集者がいる。私と同年輩で、河出書房新社で俵万智の『サラダ記念日』をヒットさせ、松下竜一の全集を出したりした。『文藝』の編集長として多くの作家と濃い付き合いをしたが、谷川雁が亡くなった時、かつて共に暮らしていた森崎に追悼文を頼んだと聞いた時は驚いた。断られたという…
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