キックバック疑惑追及の記者に「頭悪いね」と逆ギレ 谷川弥一議員の集金力とパーティー狂いの実態

公開日: 更新日:

パー券営業で派閥に貢献

 谷川氏クラスだと「パー券の販売ノルマは300万円程度」(安倍派関係者)とされる。5年間で計4000万円超のキックバックを得たなら、年間500万円分近くを売りさばいた計算だ。

 集金力は県内トップで、資金管理団体「経済活性研究会」の記載だと、22年11月に地元で開いたパーティー収入は849万円。支出を差し引いた利益率は93.5%に達する。代表を務める政党支部は同期間に個人から計約310万円、企業から計約8740万円の献金を得ていた。

 このガメツさがあればパー券販売も訳ないだろうが、根っからの「パリピ」なのか、「パーティー会費」の支出も目立つ。20~22年の間に派閥の区別なく、73回分の国会議員主催のパー券を買いまくり、同日開催2会場分への支出もザラ。21年12月20日には稲田幹事長代理、新藤経済再生相、西村経産相の3人が同じ日に開いたパー券をそれぞれ購入する気前の良さだ。

「本人はパー券営業などで派閥に貢献してきたとの思いが強く、入閣待機組であることに『大臣ポストを得るのは派閥の幹部ばかり』と不満タラタラ。今や罪人扱いで『もう、派閥をやめてやる』と周囲に当たり散らしているそうです」(前出とは別の自民党関係者)

 一切法は因縁生なり。自業自得の「因果の道理」もまた、般若心経の教えである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  2. 2

    大阪・関西万博「前売り券」は買っちゃダメ! これから700万枚の“タダ券”が世にあふれる

  3. 3

    フジHD「資産価値1兆円強」の不動産群を物言う株主が狙う!下げ材料ばかりなのに株価連日高騰の“カラクリ”

  4. 4

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

  5. 5

    米国債投資は10年物利回り4.4%の「安全な資産」に変わりないが…ネックは“為替レート”の変動

  1. 6

    三井住友銀行「初任給30万円」に引き上げに氷河期世代から恨み節…《実績あげた社員に還元して》の悲痛

  2. 7

    スバル初のストロングHV「クロストレックS:HEV」が絶妙にウケているワケ

  3. 8

    石破首相と賃貸業界団体の深い関係…就任1週間で面会した“唯一の民間人”とは

  4. 9

    自民裏金調査「都道府県連」お目こぼしで“萩生田隠し”…「道府県議会」に絞り込み、お手盛りでお茶濁し

  5. 10

    三井化学の子会社を略式起訴…不正タネ販売、意図的に種子混合の悪質 やっぱり「種子法廃止」は間違い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係