キックバック疑惑追及の記者に「頭悪いね」と逆ギレ 谷川弥一議員の集金力とパーティー狂いの実態

公開日: 更新日:

 12日の衆院本会議で堂々の爆睡だ(写真)。すっかり全国に顔が知れ渡った長崎3区選出の谷川弥一衆院議員(82)の姿である。

【写真】この記事の関連写真を見る(17枚)

■般若心経に奮い立つ叩き上げ

 10日、自身の4000万円超の裏金疑惑に用意した原稿を棒読みした挙げ句、質問を重ねる記者団に「頭悪いね」と逆ギレ。かつて委員会質問で持ち時間が余ると、なぜか般若心経を読経し、度肝を抜かせたこともある。当時も理由を聞いた記者に逆ギレしていた。

 横柄な態度は「叩き上げ」の自負とおごりのなせる業か。谷川氏は五島列島生まれ。高校卒業後は家業の製材所を手伝い、1971年に独立して「谷川建設」を設立。本人のHPによると、当時は〈一心に会社のために智慧を絞り、般若心経を唱えて気持ちを奮い立たせる〉毎日で、今では九州全域に支店を広げ、年商237億円(22年11月期)の企業に。87年から長崎県議を5期17年務め、03年に国政転出。以後、7回連続で当選している。

「典型的な土建屋のオヤジで、当選7回ながら副大臣止まり。なぜ、大臣になれない? あの態度を見れば歴然でしょう」(自民党関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  2. 2

    大阪万博「ガス引火」の懸念は消えず 西ゲート付近喫煙所は設置断念も、たばこポイ捨てで…専門家が警鐘

  3. 3

    喫茶店の倒産が過去最多ペースに…昭和レトロブームでも存在意義薄れ、勝てる要素なし

  4. 4

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続

  5. 5

    メール定着で利用減…郵便局への「補助金」案に金融界が呆れ顔

  1. 6

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ

  2. 7

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  3. 8

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧

  4. 9

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  5. 10

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続