ヘタレ自民党内に「解散恐怖症」蔓延…まさかの岸田総裁再選が急浮上
■「来年になれば景色が変わる」
そこで岸田首相周辺は、「衆院の任期満了まで1年以上ある。岸田さんは年内は解散しない」とふれ回って、総裁選での支持集めに動いている。
「新総裁になれば国会での首班指名で首相を選ぶことになる。『まずは解散して信を問え』と野党に攻められるだろう。岸田さんの総裁再選なら、首相としてはそのまま続投だから、解散せず続けられる」(前出の閣僚経験者)という論理だが、自民党内が総ヘタレ状態で、まさかの岸田再選の流れが急浮上というわけなのだ。
「来年になれば景色が変わる」──。そんな期待で逆風が収まるのを待っているようだが、むしろ逆だろう。解散の先延ばしは、問題の先送りでしかない。報道各社の世論調査で「岸田首相は9月の総裁任期満了で辞めて欲しい」が7、8割に達しているのに、岸田再選なら国民感覚とズレまくり。だから愛想を尽かされる。
こうなったら自民党はトコトンまで地に落ちて、下野するしかない。
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