ヘタレ自民党内に「解散恐怖症」蔓延…まさかの岸田総裁再選が急浮上

公開日: 更新日:

■「来年になれば景色が変わる」

 そこで岸田首相周辺は、「衆院の任期満了まで1年以上ある。岸田さんは年内は解散しない」とふれ回って、総裁選での支持集めに動いている。

「新総裁になれば国会での首班指名で首相を選ぶことになる。『まずは解散して信を問え』と野党に攻められるだろう。岸田さんの総裁再選なら、首相としてはそのまま続投だから、解散せず続けられる」(前出の閣僚経験者)という論理だが、自民党内が総ヘタレ状態で、まさかの岸田再選の流れが急浮上というわけなのだ。

「来年になれば景色が変わる」──。そんな期待で逆風が収まるのを待っているようだが、むしろ逆だろう。解散の先延ばしは、問題の先送りでしかない。報道各社の世論調査で「岸田首相は9月の総裁任期満了で辞めて欲しい」が7、8割に達しているのに、岸田再選なら国民感覚とズレまくり。だから愛想を尽かされる。

 こうなったら自民党はトコトンまで地に落ちて、下野するしかない。

  ◇  ◇  ◇

 自民・堀井学議員続き、丸川珠代元五輪相にも「香典」疑惑が及んでいる。■関連記事【もっと読む】安倍派「香典」疑惑が丸川珠代氏にも拡大!違法な会計処理は10年以上前からの悪しき慣習か…も必読だ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都心のマンションで急増する“性感メンズエステ”驚愕の実態「まったく気付かず…」と住民唖然

  2. 2

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  3. 3

    桜井ユキが6年前、松坂桃李と演じた激しい濡れ場…朝ドラ「虎に翼」“涼子様”で人気全国区に

  4. 4

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 5

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  1. 6

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  2. 7

    阪神「常勝軍団」構築は“オカダの考え”がカギ…試合前に捕手に“講義”、名指し公開説教は日常茶飯事

  3. 8

    夏ドラマ唯一の“ロス”は読売テレビ深夜ドラマのみ?「ブラックペアン2」ですら話題にならない深刻

  4. 9

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  5. 10

    桂菊丸&泉アキ夫妻 熱海で「自給自足」スローライフ満喫