菅義偉元首相の訪米きっかけに自民でキングメーカー争い再燃!裏で蠢くのは麻生太郎と岸田文雄

公開日: 更新日:

ポスト石破の有象無象…誰も決め手がないチマチマ活動

 総理返り咲きを狙う岸田、菅、麻生の3氏だけではない。昨年の総裁選で石破首相に敗れた面々も、“あわよくば”と動き回っている。

 決選投票で敗れた高市早苗氏(63)はネットや地方行脚でタカ派の持論をアピール中、「選択的夫婦別姓」反対の急先鋒だが、後ろ盾の安倍派議員の多くが落選したため「総裁選推薦の20人は集まらない」(事情通)という状況。若手の小林鷹之氏(50)は、昨年暮れに勉強会を発足させて「2050年に目指すべき国家像を議論する」というから先の長い話だ。

 小泉進次郎氏(43)は総選挙惨敗で党選対委員長を辞任、政治改革法案では国会答弁に立ったが、結局成果なし。石破首相は「いつか総理になる方だ」と持ち上げているが、テイのいいパシリだ。

林芳正官房長官、加藤勝信財務相は石破政権を支えることがポスト石破の早道と考えているフシがある」(関係者)というからタナボタ作戦。

 茂木敏充氏(69)はショボい勉強会を始めたが、人徳のなさもあって人が集まらないし、河野太郎氏は(62)どこに行ったか分からない。

 誰もネクストバッターズサークルに入れない有象無象。かくして、石破は続くよどこまでも……。

  ◇  ◇  ◇

 自民党の萩生田元政調会長が8日、党が裏金事件のケジメとして8億円を「中央共同募金」に寄付したことについて、「執行部がきちんと判断したのなら(判断理由を)世の中に説明すべき」と苦言を呈したがどの口が? 関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  2. 2

    小泉進次郎氏がドヤ顔“訪米”→現地シンポで「MAGA」礼賛…不自然なほどハイテンションな理由

  3. 3

    立憲の消費税0%案「原則1年・食品限定」にこれだけの弊害…国民玉木代表は独自試算で批判連発

  4. 4

    自民を除く主要政党が「消費税減税」で完全一致なのに…早期実現を阻む安倍元首相の“大罪”

  5. 5

    「トランプ関税は不良のカツアゲ」…米国で立憲議員シンジ・オグマの国会質問動画が大バズりのナゼ

  1. 6

    滋賀・彦根市長選で“石丸伸二ベッタリ”現職まさかの落選…「再生の道」に“NO”突き付けられ都議選と参院選に黄信号

  2. 7

    参院選の候補者が正式に決まらない…国民民主党「玉木執行部vs参院女子」の熱き内部ドタバタ対立

  3. 8

    シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(79)天皇免責の証言よりも重かった東條英機の「プライド」とは

  4. 9

    参院選公示まで2カ月 自民の“テッパン選挙区”に異変! 東京・千葉・兵庫は大苦戦確実…複数区で共倒れ危機

  5. 10

    石破内閣15大臣「GW外遊」に血税9億円超! 物価高で野党が異例の「反対」も前例踏襲でイケイケの無神経

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???