怠惰と慢心にファン怒り 右肩手術の松坂を待つさらなる孤立
「本人はメジャー時代から一人では体調管理が出来ず、食事面を含め起床時間すら奥さんに任せっきりだった。そんな男が、慣れ親しんだ日本に戻ってきたとはいえ、自己管理が出来るわけがない。実際、今春キャンプ前にダイエットした体はいつの間にか逆戻り。今では来日前以上に太っている感じがします。オープン戦で寝坊して罰金18万円を取られたこともあった。若い時ならトレーナーや首脳陣が指導したでしょうが、日米で実績のある松坂には入団当初から助言する人は誰もいません。本人もプライドがあってか、自ら積極的に投手陣の中に入っていこうとする姿勢もなかった。そうやって徐々に孤立していき、復帰の道はまるで見えてこなかった」
■夜の銀座で目撃情報も
慢心もある。9年ぶりの日本復帰だったにもかかわらず、春季キャンプからマイペース調整。西武時代の経験があるからと甘く見て、練習メニューを見つめ直すようなこともなかった。8年ぶりに広島に戻り、「過去を引きずっても20代の頃とは体力も違う。また新しい自分のスタイルを作っていかなければならない」と真摯だった黒田博樹(40)とは対照的だった。西武時代は20代の全盛期で、今は30代後半に差し掛かるベテラン。しかも、11年には靱帯再建のトミー・ジョン手術を経験している。20代の時と同じやり方で通用するほど日本球界は甘くない。