ジャンプより表現力 真央“完全復活”のカギは振付師が握る
「もっと自分のスケーティングを見せられると思っている。これからも見てもらいたいです」──。
女子フィギュアの浅田真央(25)が、18年平昌冬季五輪への出場に、あらためて前向きな姿勢を見せた。
20日はスポンサー契約を結ぶ化粧品メーカーの販促イベントに出演。「1日店長」として都内に出店した期間限定の店舗をアピールした。すでに16-17シーズンのプログラムは、エキシビションでバッハの「チェロ・スイート」の使用が決定。プログラムの詳細は明かさなかったが「ショートは黒、フリーは赤のイメージ」と説明し、「新たな試みになる」という。
休養から復帰した昨季は、12月のGPファイナル(スペイン・バルセロナ)に進出しながら総合6位と低迷。2季ぶりに出場した今年の世界選手権(米国・ボストン)では7位と惨敗した。その後はオフを経て、母校中京大で練習を再開し、カナダ・トロントに渡って振付師のローリー・ニコル氏と新たなプログラム作りに着手した。「ジャンプやステップだけでなく、自分が表現したいものをローリーと作っていきたい」(浅田)という。