体形維持のために 海外フィギュア界が抱える「喫煙問題」
今年11月、3歳の息子にたばこを吸わせたとして、父親と交際相手の女性が逮捕された。彼らはネット上に動画をアップしたことで、愚かな行為を世間に知られることになった。しかし、世の中には悪いとわかっていても、あえて子供にたばこを吸わせるところがある。海外のフィギュアスケートだ。
あるフィギュア関係者が声を潜めてこう言う。
「フィギュアスケートは小柄で体重の軽い方が有利。特に女子選手は胸やお尻がフラットな体形の選手ほど、動きやすい。そこでたばこです。未成年の喫煙が問題視される原因のひとつは、成長ホルモンの阻害。コーチや指導者らは素質のある子にたばこを吸わせることで、子供のままの身長と体形を維持させようとする。メディアやファンの目には触れないよう、主に自宅などでたばこをふかす子は決して珍しくない」
五輪で金メダルを獲得し、最強の名をほしいままにしたある選手は喫煙者として知られていた。困窮した生活を送っていた幼少期からコーチに喫煙を勧められていたという。