2戦目は52位発進…畑岡奈紗はツアー屈指の練習量がアダ?
【ホンダLPGAタイランド】
「ちょっとやり過ぎじゃない」
今季はメジャー優勝を狙うと宣言した畑岡奈紗(20)の下半身を見て、そんな声が聞こえてくる。
2019年の初戦は16位タイ。2戦目の今大会は初日、7番(パー5)で第2打をピン左2メートルに乗せイーグルを決めたが、見せ場はここだけ。フェアウエーヒットは14ホール中、9ホールで、パーオンしたのも12ホール。ショットが安定せず、1オーバー・52位タイと出遅れた。
畑岡は昨年、フィジカルトレーナーと契約し、連日パワーやスタミナ、スピードアップのトレーニングを行っている。畑岡の練習量はツアー屈指だ。しかし、その「弊害」を指摘する者もいる。
「畑岡の筋肉は他の選手より硬くなりやすいと聞いた。試合前にストレッチに十分過ぎるほどの時間をかけるのはそのためでしょう。筋トレはトレーナーの指示通りこなしているとは思いますが、今年はパンパンの太ももが、さらに太くなった。あれだけ下半身に筋肉がつけば、畑岡のスイングの特徴でもあるインパクトで下半身を蹴りあげるタイミングが早くなってしまう。それがショットの不安定につながっていることも考えられる」(ツアー関係者)
畑岡は昨年もシーズン序盤は5試合で2度の予選落ちがあり、初優勝したウォルマートNWアーカンソー選手権は6月下旬。調子を上げるのは10試合以上を消化して筋肉がほぐれてからか?