成長著しい畑岡奈紗は勢いがある2019年こそメジャーV好機
米ツアー参戦3年目を迎える畑岡奈紗(19)の今季目標はやはりメジャータイトル獲得だ。昨季は日本人最年少記録で米ツアー2勝をマークと成長著しかった。賞金ランクは1年目の140位から5位へと大躍進した。
メジャーは全米女子オープン10位。続く全米女子プロは、23位発進の最終日に64と爆発してパク・ソンヒョン、ユ・ソヨンとのプレーオフに進出して2位。メジャー2大会連続で優勝争いに絡んだ。
「昨オフは筋トレに取り組み、体が一回り大きくなってドライバー飛距離が6ヤードも伸びた。スイングの安定感が増しスマッシュファクター(ミート率)も向上してマックスに近づいている。米ツアー参戦からクラブを替えていませんが、今オフはメジャー獲得に向けて新ドライバーや新ボールを試しています」(契約メーカー)
畑岡は、「5年以内にメジャー優勝、東京五輪金メダル」を目標に掲げる。メジャーにはあと3年の猶予があるが、リディア・コが18歳(2015年エビアン)、L・トンプソン19歳(14年クラフト・ナビスコ)、チョン・インジ20歳(15年全米女子オープン)と米ツアーで活躍する選手は若いうちにメジャー初優勝を遂げている。1月20歳になる畑岡も怖いもの知らずの勢いがあるうちに勝たないと、メジャーに手が届かなかった宮里藍の二の舞いになりかねない。