ロッテ佐々木朗希“8回完全”に視聴率惨敗…巨人早くもドラ1候補に「大学生二刀流」マーク
佐々木朗希の「完全投球」を中継した17日のテレビ東京の瞬間最高視聴率が9.3%をマーク。平均世帯視聴率は5.9%(平均個人視聴率3.2%=ビデオリサーチ調べ、関東地区・速報値)だったことが18日、分かった。
中継は午後2時からの2時間で、同時間帯の阪神対巨人のテレビ朝日系中継の平均世帯視聴率は4.2%(同2.2%)、DeNA対ヤクルトのTBS系中継は1.4%(同0.8%)だった。
阪神対巨人の「伝統の一戦」が20歳の佐々木朗希一人に惨敗した事実は重い。今の巨人には数字が取れるスター選手がおらず、阪神は20試合でわずか3勝と歴史的低勝率にあえいでいる。ファンは巨人や阪神より、佐々木朗希を見たかったことになる。
そんなことは巨人だって分かっている。近年はドラフト会議の度に「甲子園のスター」を1位指名しているものの、ことごとく抽選を外し、獲得できていない。そんな中、今秋ドラフト1位候補として、日体大の矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)をリストアップしていることが、この日までに分かった。
最速150キロ左腕にして、外野手としては50メートル5秒8の俊足。打っては藤嶺藤沢時代に高校通算32発を放ち、日体大でも中軸を任されている。エンゼルス・大谷のような「二刀流」選手なのだ。