「金星はこれを最初で最後にしたい」公約を守った朝乃山に“2度目”の可能性

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 ただ、初場所が1横綱1大関の寂しい番付になり、早く朝乃山に返り咲いてほしいかといえば、違うようだ。「それでは活性化しない。誰かが先に横綱・大関に上がって朝乃山を返り討ちにするくらいが理想だよ」と八角理事長。

 出場停止中に上がってきた若隆景、豊昇龍霧馬山らと、互いにどの地位でいつ何を目指している時に顔が合うか。そのせめぎ合いが、崩れかけた番付の再建につながるか。来年の見どころだ。

▽若林哲治(わかばやし・てつじ)1959年生まれ。時事通信社で主に大相撲を担当。2008年から時事ドットコムでコラム「土俵百景」を連載中。

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