親方と力士のホンネ「蘇る角言」
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「陛下にもっと近くでご覧に入れたかった」春日野理事長の皇室への思いは遠い昔か
2020年初場所14日目、天皇ご一家は即位後初めて大相撲を観戦された。直後にコロナ禍が始まり、今のところこれが令和唯一の天覧相撲となっている。日常が戻り、今年初場所はそろそろ……と期待する日本相撲協…
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「教わったことをすぐ覚えちゃうのがすごいネ」師匠の元関脇高見山が驚いた曙の本当の強さ
元横綱の曙太郎さんが亡くなった。身長2メートル、体重200キロを超す巨体と突き押し、のど輪の破壊力はずっと語り継がれるだろう。 だが、それだけで序ノ口から18場所連続勝ち越しの歴代1位記録や…
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「財団法人の責務を果たすことが第一の相撲協会のなす仕事」70年前の国会で第10代佐渡ケ嶽親方が激しく批判
大相撲の不祥事や日本相撲協会のあり方については再三、国会でも取り上げられてきた。法制度の裏付けがない「国技」を名乗ることが問題視され、内閣総理大臣杯の名義使用停止を求める質問が出たこともある。 …
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「おいおい、壊さんでくれよ。ワシの家やが」初代増位山の一言が示した部屋制度の根幹
北の湖の現役晩年に序盤で黒星が先行し、もしや引退かと、取組後に報道陣が三保ケ関部屋へ押し掛けていた頃だった。師匠(元大関初代増位山=写真)が応対するというので、記者たちが上がり座敷へなだれ込んだ時、…
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下積み時代のポール牧さんの無断居候を「知ってたよ」…黙認していた元横綱栃錦の懐の広さ
「指パッチン」で知られたコメディアンのポール牧さんが、1970年代にコント・ラッキー7で売れるまでの下積み時代、春日野部屋に居候していたエピソードは知る人ぞ知る。 春日野親方(元横綱栃錦)に内…
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「大関が交代で優勝しても横綱は生まれない」…後継者の台頭を待ち望んだ大鵬の嘆き
琴ノ若の昇進で春場所は4大関になる。昨年夏場所までは1横綱1大関で寂しかった番付が、文字通り春らしくなってきた。初場所の優勝でひと息ついた照ノ富士は、もう少し頑張るにしても、次の横綱が早く欲しいだろ…
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「地球を持ち上げるようにせり上がるんだ」琴ノ若に祖父・琴桜の教えは受け継がれるか
琴ノ若の大関昇進で、祖父・元横綱琴桜(先代佐渡ケ嶽親方=円内)の存在がクローズアップされている。17年前に66歳で病没したが、健在ならさぞ喜んだことだろう。 現役時代は強烈なぶちかましとのど…
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「横綱になれば大きな鱗のワニ革のネクタイもできる」 元横綱初代若乃花が弟子に自慢した
関取衆から、若い時に兄弟子たちのいない稽古土俵で、こっそり横綱土俵入りをしてみたと聞いたことが何度かある。初場所で綱とりに挑んだ霧島も、横綱は入門した時からの目標だという。 横綱になったらど…
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「うちのやり方があるから。察してよ」北の湖引退を示唆した元増位山の苦渋
照ノ富士が5日の明治神宮奉納土俵入りに姿を見せた。一般客に公開されたのはコロナ前の2020年以来だ。ひと昔前なら、次に出る時は進退場所だといわれる状況にある。実際のところはともかく、14日からの初場…
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「高校3年生に負けたのが悔しくて」と寺尾…屈辱の黒星で始まった貴乃花との因縁
元関脇寺尾の錣山親方(本名・福薗好文)が亡くなった。何度か生命の危険が伝えられてはいたが、60歳はあまりに早い。回転の良い突っ張りとともに記憶に残る取組が多く、中でも1991年春場所、貴花田(のちの…
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つり名人・若浪が語った技の極意「(相手は)大きいならいくら大きくてもいい」
九州場所で優勝した霧島に、初場所後の横綱昇進とともに師匠・陸奥親方(元大関霧島)が得意技としたつりの継承を望む声がある。記者会見などで聞かれ、師弟ともまんざらではなさそうだ。 先代霧島は幕内…
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「強くなりたいのか」と殴られた…元横綱・柏戸が受けた理不尽と伊勢ケ浜部屋の対極
九州場所は霧島の優勝で幕を閉じたが、熱海富士が2場所続けて千秋楽まで優勝争いに残った。初めて上位陣とひと通り当たる来場所次第では、次の大関候補にも名乗りを上げそうだ。 伊勢ケ浜部屋にはほかに…
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朝潮の「あしたは思い出の一番にしたい」は角界の掟破り 願いは黙っていれば実現した
2日に67歳で亡くなった元大関朝潮、先代高砂親方の現役引退は1989年春場所だった。前場所は8勝でかど番を脱したが、大関在位36場所目の33歳で迎えたこの場所は初日から4連敗した。 その夜、…
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増位山の極意に見る技の奥深さ「内掛けは相手が警戒した方が決まりやすい」
相撲界には「前まわしを取ったら自分の手を拝め」「上手出し投げはあごで打て」「差し手の方へ斜めに寄れ」など、数々の定石が受け継がれている。そうした言葉を、親方から弟子へのアドバイスや取材の中で聞けた時…
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「自分より小さかったはずの富士錦関が…」入門前の富士桜もだまされた新弟子勧誘あの手この手
日本相撲協会は、新弟子検査で「身長167センチ、体重67キロ以上」の基準に満たなくても、運動能力検査をパスすれば合格させることにした。事実上の体格基準撤廃であり、志願者不足に悩む協会の現状を表してい…
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「朝青龍にあれをやめさせたらおかしくなる」熱海富士にも通じるルーティンの功罪
右足で仕切り線をはいた後、体を揺すりながら左右の足で8回、9回と足場をならす。秋場所を沸かせた熱海富士の立ち合いの「ルーティン」だ。 そんな言葉がない時代から、多くの力士やスポーツ選手には集…
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「相手にまわしがないと思いなさい」栃木山から今に伝わる春日野部屋のおっつけ
両国国技館内の相撲博物館で「栃木山・栃錦と春日野部屋」展が開かれており、秋場所の来場者らでにぎわっている(12月14日まで)。部屋の祖である栃木山と栃錦、栃ノ海の3横綱に現師匠の関脇栃乃和歌のほか、…
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「『湖』を『うみ』と読ましてもええんか」師匠の思いと弟子の力で読ませるしこ名
元横綱北勝海の八角親方が2日に両国国技館で還暦土俵入りを行った。東の花道に姿を現した時に観客から「北勝海!」の掛け声が飛び、「ジーンときた」という。しこ名で呼ばれるのは引退相撲以来だろうか。 …
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羽黒山が妻の訃報を受けても務めた横綱土俵入り「帰ったらお経が始まっていた」
夏巡業がまもなく終わる。コロナ禍の中断を経て3年ぶりに再開された昨年は5カ所だったが、今年は18カ所に増え、名古屋場所を途中休場した照ノ富士も初めから参加している。腰などに故障を抱える力士にはバス移…
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「何て言ったって日本酒はうますぎる!」酒豪・錦木も及ばない先人たちの飲みっぷり
名古屋場所では32歳の錦木が奮闘した。自己最高位の東前頭筆頭で10勝。2日目に照ノ富士から金星を挙げて一躍注目され、大関候補だった3関脇も倒すなど内容も十分で、殊勲賞を受けた。 場所前、春日…