阪神・大竹、中日・細川ら次々活躍! 現役ドラフト大成功で“飼い殺し選手”流動化加速
現役ドラフト組の活躍が目覚ましい。
5日、阪神の大竹耕太郎(27=前ソフトバンク)が広島戦に先発、7回無失点の好投で開幕4連勝。リーグ単独トップに躍り出た。規定投球回にはわずかに届かないものの、防御率0.36は立派だ。
この日は、中日の細川成也(24=前DeNA)も、巨人戦で勝ち越しの適時打を放つなど、3安打2打点と活躍。移籍後初のお立ち台に上がり、「これからもドラゴンズの戦力になれるように頑張ります」と充実した表情を見せた。
この2人以外にも、巨人のオコエ瑠偉(25=前楽天)は開幕からスタメンに定着。広島の戸根千明(30=前巨人)も救援投手として活躍している。
現役ドラフトは選手会が2018年、MLBの「ルール5ドラフト」を参考にし、出場機会が少ない選手の移籍活性化を目的に導入を希望。昨年12月からスタートしたが、一部球団が導入に消極的だったこともあり、「戦力外選手の押し付け合いになる」と危惧する声もあった。
とはいえ、現時点で12人中4人が移籍先で貴重な戦力になっているなら、大成功と言っていい。今後、“飼い殺し”選手の流動化がさらに加速しそうだ。