巨人・浅野翔吾の4打点に《やっぱりものが違う》開幕一軍どころか、あるぞ開幕スタメン
巨人の高卒2年目・浅野翔吾(19)が状態を上げてきた。
10日の春季教育リーグ西武戦で、七回1死一塁から代打で途中出場。特大の一発を含む2打数2安打4打点と活躍した。
ヘルニアの影響で春のキャンプは三軍の故障班でスタートしたものの、2月後半に二軍に昇格。3月に入り、結果もついてきた。
ネット上には「やっぱりものが違う」「開幕狙ってんな」などのコメントがあふれている。一軍の外野争いが熱を帯びてきたが、「レギュラー白紙」と言っていた阿部慎之助監督(44)は「浅野は(無理に昇格させなくても)いいと思ってる。ある程度ファームで試合に出て、出続けられるようになって初めて呼んであげようと思ってる。(秋の)キャンプをやるとやらないとでは全然違うから」と慎重に昇格のタイミングを見極める方針は変えなかった。
さる巨人OBがこう言った。
「29日の開幕まで3週間弱。右翼は新外国人のオドーアが当確だが、中堅、左翼の競争は激しくなってきた。中堅はオープン戦首位打者のドラフト3位ルーキーの佐々木、この前までトップを走っていた松原の調子もいいが、開幕まで持つのかどうか。一方で左翼最有力候補の秋広がオープン戦5試合で打率.154。キャンプからずっと調子が上がってこないのは、阿部監督の頭痛の種でしょう。故障明けの丸が復帰しているが、決め手を欠いている。阿部監督には『2番は右打者』という構想があり、オコエを除けば、佐々木、松原、秋広、丸、助っ人のオドーアと、ほとんどの外野候補は左。浅野は貴重な右打者になる。まだ2週間以上あるし、二軍の教育リーグで結果を出し続ければ、前倒しで開幕一軍どころか、開幕スタメンの座も現実味を帯びてきます」