佐々木朗希ドジャース入りの舞台裏と余波 パドレス、ブルージェイズは小さくない代償に踏んだり蹴ったり
ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた佐々木朗希(23)が日本時間18日朝、自身のインスタグラムで、ドジャースとマイナー契約を結んだことを発表した。大谷翔平、山本由伸とチームメートになる。
「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」
佐々木とドジャースはかねて蜜月の関係にあり、当初から「出来レースではないか」とのウワサも少なくなかったが、20球団が獲得に名乗りを上げ、最終的にパドレス、ブルージェイズとの3球団に絞られたとみられていた。
25歳未満の佐々木の獲得資金は、球団ごとに上限が定められた国際ボーナスプールの範囲内に限られる。パドレスとブルージェイズは約9億7000万円、ドジャースは約8億円。3球団とも割り当てられたボーナスプールをフルに使いたいため、中南米の有望選手の獲得を見送って、なおかつ金額の増額をもくろんでいた。