いびきに悩むなら…鼻にスルスルな“管”を試すという選択肢

公開日: 更新日:

 いびきに悩んでいる方は、鼻から管を挿入して空気の通り道を確保する一般医療機器「ナステント」という手もある。開発者の筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・佐藤誠教授に聞いた。

 いびきは、あおむけになった時、鼻から喉までの気道が狭くなり、空気の通り道が細くなることで起こる。さらに気道が閉塞し、睡眠中に呼吸が止まる「無呼吸」を繰り返すようになると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断される。

 冒頭の「ナステント」はもともとSAS治療のために考え出された。

「血管や食道など人間の管状の部分を内部から広げる医療機器ステントに着想を得ました。同じ原理で気道を広げ、空気の通り道を確保できるのではないかと考えたのです」(佐藤教授=以下同)

 ナステントは直径4ミリ、長さ120ミリから145ミリまでのシリコーン製の管だ。長さは5ミリごとに6段階になっており、個々の人に合った長さのものを使う。右鼻用と左鼻用があり、空気の通りのいい方に挿入する。軟らかさはソフトとハードがあるが、ハードであっても、記者が触った感じでは、耳たぶくらいの軟らかさだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」