【買い物依存症】山積みになった購入品を見つけた夫に促され…

公開日: 更新日:

 どんなに買っても満足できない。買った物を未開封のまま放置している──。女性に多い「買い物依存症」は、浪費癖から思わぬうちに進行している恐れがある。「マリアの丘クリニック」院長の近藤直樹氏に聞いた。

 夫と2人の子供と暮らす30代の女性は、出産をきっかけに専業主婦になり子育てが一段落すると日中に暇を持て余すように。夫の仕事が忙しく家庭内での交流が減り、孤独から抑うつ状態になっていた。寂しさを紛らわせるために買い物に出かけ、常連になると店員と世間話をする仲になり通い続けた。ある時、山積みになった購入品を発見した夫に勧められクリニックを受診した。

 買い物依存症は、過剰に買い物を繰り返す状態で、一時的な高揚感は感じるものの購入品への執着はなく、「買う行為」に強く依存するのが特徴だ。

「さらに、通常であれば何かの衝動が起こると脳の前頭葉が働いて抑制に働きかけるが、うつ病や双極性障害、発達障害の人は衝動抑制が障害されているので購買欲求が止められなくなる。買い物依存症は、これらの精神疾患に付随して現れる症状のひとつなので、正式な病名ではないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係