腕が痺れてつかめない…「胸郭出口症候群」を見逃さない3つの方法

公開日: 更新日:

 電車で吊り革をつかもうとしたら腕が痺れる。手に力が入らない──。そんな症状で悩んでいる人は「胸郭出口症候群」かもしれない。見逃されやすくクリニックを渡り歩く人も少なくない。どうしたらいいのか。「のじ脳神経外科・しびれクリニック」院長の野地雅人氏に聞いた。

 30代の女性は、スマホを見ていると腕が痺れて手に力が入らない症状で悩まされていた。痺れの症状から脳神経外科を何度も受診していたが、診断がつかず半年間そのままに。やがてスマホの操作ができないほど痺れや脱力が悪化したため、のじ脳神経外科を受診し、胸郭出口症候群と診断された。

「脊髄から手や腕に向かう神経はいくつかあり、それらは腕神経叢という束になって鎖骨と第1肋骨の間にできた『胸郭出口』と呼ばれる隙間を血管とともに通ります。人によってはスマホを操作したり、重いカバンを肩にかけると、肩が下がって腕神経叢や血管が圧迫され、痺れや痛みの症状が現れる場合があるのです」

 神経が圧迫されている場合、小指側の手や指に痺れが強く現れる。一方、血管が圧迫されていると血行不良で指先が紫色に変色したり冷たくなり、痛みが生じる特徴がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…