闘病記
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<2>新型コロナ退院後に自覚した「足腰の弱り」と「体重増」
東日本の大学病院で30年以上、事務職員を勤めた私(55歳)は、6年前の離婚を転機に母(85歳)と2人暮らし。糖尿病を抱えている。新型コロナの重症化リスクを自覚し、「正しく恐れる」を実践していたが、なぜか母子ともに新型コロナに感染して...
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<1>退院直後の後遺症…母は筋力低下で転倒しても起き上がれず
日本の新型コロナウイルスの感染者数は45万人を超え、少なからぬ人が入院している。その中には、中年男性1人で老親の面倒を見ていて、親子ごと感染・入院するケースもある。家族の支援を得られず親子ともども新型コロナと向き合う苦しみはいかばか...
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稲妻のような残像が…叶かずゆきさん語る脳動脈瘤との闘い
僕はもう50歳近いおじさんですけど、頭の中には“最新機器”が入っています。というのも、日本ではまだ保険適用されて間もなくて症例の少ない最先端の「脳動脈瘤塞栓デバイス」を使うことに協力したからです。 脳動脈瘤がわかったのは、2...
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義眼のパーカッショニスト富田安紀子さん「病気には甘えない」
「ぶどう膜炎」は、ぶどう膜とその周辺に炎症が起こる目の病気です。ぶどう膜は、光の調節をする虹彩、ピントを合わせる毛様体、栄養を運ぶ脈絡膜からなる血管の多い組織のこと。私は白内障を併発して、左目は失明して義眼となり、右目も視力が不安定で...
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水を飲み込むのも困難に…ぺえさんは急性咽頭炎で入院を経験
2019年の秋、急性咽頭炎で10日間入院しました。入院先は陸上自衛隊の三宿駐屯地。この入院を境に不規則だった生活や食の好みが激変しまして、健康的な生活になりました。 入院に至る少し前から咳や軽い喉の痛みはありました。でも普通...
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脊椎側弯症と闘う手島実優さん 今も背骨に1キロの金属が…
14歳の春休みに「特発性脊椎側弯症」の手術を受けました。背中には首から腰まで真っすぐ伸びる400針の手術痕があって、背骨にはチタン製のワイヤやボルトが総重量で1キロほど打ち込まれています。 側弯症は肋骨や背骨が曲がって左右非...
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起業家の岡本麻里さん 精神病棟への入院経験で学んだ考え方
出産後、私生活でさまざまな問題が重なりまして、精神的な疲労から体調を崩した末に、精神病棟に3カ月入院という経験をしました。 体調不良の始まりは頭痛でした。2016年から17年にかけて2カ月に1度ぐらいの頻度で大きな頭痛に襲わ...
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がんで舌を切除した声優の小笠原早紀さん 復帰までの道のり
2019年5月、手術で舌の左脇を長さ6センチほど切除しました。ちょうど小指1本分ぐらい失った感じです。それでも今もこうして声優のお仕事ができています。早期発見ができて本当によかったと思います。 異変は2019年3月でした。朝...
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不整脈で救急搬送のせんだみつおさん 死んじゃうのかなと…
去年の11月に「心疾患で救急搬送」とネットで報じられまして、敬愛する長嶋茂雄さんや芸能界の友人から「大丈夫?」といっぱい連絡をもらいました。ありがたいです。でも、もう元気そのもの。薬も飲んでいません。通院もしていませんが、月1回、心...
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虫垂炎のIKKANさん 医師と相談して「切らない」ことを選択
虫垂炎で入院したのは去年の6月1日でした。前日の夕方から腹痛が始まって、家にあった鎮痛剤を飲んでも効かず、気付けば熱も出始めて痛みは徐々に増しました。 初めは、前の晩に行ったニンニク料理専門店で食べ過ぎたのが原因だろうぐらい...
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音楽を生業にしているのに…月光恵亮さん難聴との闘い語る
最初に症状が出たのは2008年、56歳のときです。突然、両耳がまったく聞こえなくなったんです。目の前で話している人の口が動いているだけ……。ただ、そのときは1時間ぐらいで症状が治まったので、あまり気にしませんでした。 でも、...
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つらさが理解されない…上矢えり奈さん「内斜視」との苦闘
高校生のとき、突然「斜視」の症状が出てビックリしました。その日は、なんとなく具合が悪くて学校の保健室で少し寝ていたんです。で、起きたら視界に違和感があって、戸惑っていたら保健室の先生に「あれ? 目、寄ってるね」と言われました。勝手に...
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紙芝居師に出会って救われた…かみはるさん股関節症を語る
「前の学校にあなたと同じような歩き方の子がいてね、その子が病院で診てもらったら股関節脱臼っていう病気だったのよ」 小学4年生のとき、担任の先生にそう言われました。「一度、病院に行ってみては?」という先生の提案で、母親と一緒に受...
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「死ぬんだろうな」と思った…樋口大悟さん白血病との闘い
30歳のときに骨髄移植を受けました。移植は点滴で行われます。鮮度を保つため冷やされた液体が、鎖骨辺りに刺した針から血管を伝ってじわじわと体に広がっていくのが分かりました。あくまで個人の感覚では、新しいジュースを飲むような感じ。夕方か...
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白血病と闘う能楽師の武田文志さん「医学の進歩を知った」
今から7年前の10月、36歳の誕生日に緊急入院をしました。病名は「慢性骨髄性白血病」です。 白血球の数値が19万8000マイクロリットルもありました。正常値は3000~8000、5万~6万で白血病が疑われるレベルなので、20...
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矢方美紀さん 25歳で乳がんに「世界の見え方が変わった」
「乳がんですね」 そう告げられたのは2018年の年明けでした。年末にセルフチェックで左胸にしこりを感じて、乳がん検査を受けたときのことです。 きっかけは2017年に亡くなった小林麻央さんの報道でした。闘病の様子を映した...
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「必ず治る病気になる」ALSと闘う恩田聖敬さんの思い
生まれ故郷である岐阜のプロサッカーチーム「FC岐阜」の代表取締役に就任したのが、2014年、35歳の時でした。 それまで、東京のアミューズメント事業会社で取締役を務めていたのですが、その会社のオーナーがFC岐阜の支援を始めた...
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「息子が卒業するまでは」がんと闘うAV男優の沢木和也さん
がんがステージ4だと知ったときは、ショックというよりも「やられたな」と思って、まだ中学生の息子の顔を思い浮かべながら「この先のことを考えなきゃいけない」と思った。 「なんかおかしいな」と感じたのは、今年の2月下旬、撮影現場でセ...
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「手遅れではない」の言葉で…笠井信輔さん悪性リンパ腫との闘い
がんの散らばり具合をカラー画像で見られるペット検査をしたところ、いたるところが黄色く反応していて、全身にがんが散らばっていることが判明。その画像を見たとき、「これは終わりか……」と思いました。 不調は、フジテレビを退社(20...
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仕事ができなくなっちゃう…声優の森川智之さん喘息を語る
どう隠していこうか――。 40歳を迎え、声優として多忙を極めていたときに「喘息」と診断されてしまった僕は、周りにそれを気づかれてはいけないと思い、必死に「健康ですよ」という空気を出していました。 声優にとって、声は大...
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トイレは1日40回 俳優・井澤こへ蔵さん潰瘍性大腸炎を語る
俳優になることを決めたのは、「復活したら後悔しないように生きよう」と思うほど死を意識したからです。そして、体調が一番優れない時に救われたのが、同じ病気を抱える高橋メアリージュンさんの活動を目にした時です。本当に勇気をもらいました。「...
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義足のモデル今西柊子さん「痛みから解放され人生が再開した気分」
3年前、左脚の太ももから下の切断手術をしました。術後、傷口が痛かったかどうかは覚えていません。たぶんそれまでの痛みのほうが強烈だったので、あんまり痛いと感じなかったのだと思います。 最初の異変は小学校の高学年です。バレーボー...
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大山加奈さん椎間板ヘルニアと闘い「死んだほうが楽だ」と
「よくこんな状態でバレーボールやってたね」 医師にそう驚かれたのは、2008年の京大病院でのことでした。その年の8月、北京五輪が開催されている真っ最中に私は「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」の手術を受けていました。 ...
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1日でも長くリングに…格闘家のノブハヤシさん白血病を語る
一度は良くなったのに再発して骨髄移植しているので、闘病は通算6年に及びました。しんどいときは何度もありましたが、「引退は復帰してから」にしたかったんです。おかげさまで、寛解した今も現役でリングに立っているんですけれど、当時の心境とし...
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サッカー選手の松本光平さん 外傷性の両眼の障害との闘い
見た目はわかりませんが、右目は真っ白で何も見えていませんし、左目もぼんやりとかすんだ感じ。前に人がいることは分かりますが、顔のパーツはあまり見えていません。この先も元の視力を取り戻せる可能性はほとんどありません。 でも大丈夫...
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トレーニングで克服 谷隼人さん語る椎間板ヘルニアとの闘い
腰痛がひどくなって人生初のMRI検査を受けたのは40代半ばでした。もののみごとに腰椎の4番と5番にヘルニアが認められ、医師には「かなり悪いです。5段階でいうと4レベル。これは手術ですね」と言われてしまいました。 でも、結局手...
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下半身の感覚がなくなって…ヤマザキモータースさんADEMを語る
15年前、「急性散在性脳脊髄炎」、通称「ADEM」という病気を発症しまして、一時は胸から下の体の感覚が麻痺して、まったく動かせなくなりました。リハビリで歩けるようになったのですが、いまだに走ることはできませんし、なんといっても排尿障...
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死亡率8割の脳出血を乗り越えた俳優の野崎ゲレーロ聡史さん
忘れもしない2009年1月16日の午後1時すぎ、2週間後に本番を控えた主演舞台の稽古中に、急にろれつが回らなくなりました。演出家に「そんなんじゃダメだろう!」とめちゃくちゃ怒られて、いったん休憩になりました。 まったくの健康...
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網膜円孔・網膜裂孔<4>100%近い確率で網膜剥離の予防が可能
自宅から徒歩で10数分というA眼科病院で高野稔さん(仮名。埼玉県内在住=自営業・70歳)は、盆休み「網膜円孔・網膜裂孔」のレーザー手術を受けた。 手術から1週間後、経過観察のために、同病院を再訪した。最初の診察(検査)から間...
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網膜円孔・網膜裂孔<3>レーザー照射で後頭部に軽い痛みが
猛暑日が続いた8月中旬。目の検査で、「網膜円孔・網膜裂光」と診断された埼玉県内に住む高野稔さん(仮名・70=自営業)は重い足取りで、自宅近所の眼科病院を再訪した。 2日前、診察を受診したとき、担当医師から、 「レーザ...