闘病記
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網膜円孔・網膜裂孔<2>自分では「白内障」を疑ったが…
埼玉県内に住む高野稔さん(仮名、70=自営業)は、盆休みを利用して、自宅から徒歩でも行ける近所の眼科病院を訪ねた。 1年ほど前から新聞の文字がぼやけて読みづらいという症状が続いていたからである。 視力が急激に落ちてい...
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網膜円孔・網膜裂孔<1>眼鏡店のススメで眼科医院へ
埼玉県内に住む自営業、高野稔さん(仮名=70)は、8月中旬のお盆休み、自宅から徒歩15分という眼科病院を訪ねた。近隣主婦の話しで、評判がいい眼科と聞かされていたからである。 診察で「右の眼に、網膜円孔、網膜裂孔が見られます」...
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しゃべることもできず休職して…宮崎宣子さん語る顎関節症
最初の異変は入社して4年目ぐらいのある朝のことでした。起きたら口の中がジャリッとして、「何?」と思ったら歯がちょっと欠けていたのです。以来、ちょくちょく歯が欠けて、そのたびに会社の診療所で応急処置でセラミック補強してもらっていました...
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感染封じ込め成功国からの帰国<5>日本は管理が緩くなっている
8月27日、成田のAホテルに2週間隔離状態にされた、台湾からの帰国者、古川亮一さん(仮名・40=社会福祉団体職員)がようやく解放された。 「チェックアウト時、ホテルから『2週間宿泊証明書』を手渡され、出所というか、喪が明けたよ...
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感染封じ込め成功国からの帰国<4>アルバイトのような隔離生活
猛暑日が続く8月中旬、台湾から帰国した古川亮一さん(仮名・社会福祉団体職員=40)は、成田のAホテルに“隔離”された。 連泊、2週間の滞在である。新型コロナウイルス対策の「特別対応」で、部屋の清掃はない。滞在4日目、部屋は汚...
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感染封じ込め成功国からの帰国<3>レストランでの食事はNG
台湾からの帰国直前に成田駅近くのAホテルを予約していた社会福祉団体職員の古川亮一さん(仮名=40)は、8月12日夕方、チェックインした。厚労省や外務省の要請で帰国直後、2週間のホテル滞在を余儀なくされたからである。 ホテルの...
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菊田あや子さん語る尿管結石 激痛に襲われるたび薬で抑え
尿管結石を発症したのは2004年でした。夜、友達と飲んだ後に映画館に行ったら、どうも右の腰の前のあたりが痛むの。「おかしいなあ」と思いつつ、「酔っぱらってるのかな」と思ってガマンして家に帰り、テレビでちょうどはやっていたドラマ「冬の...
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夫が感染…妻はその時<前編>大丈夫だとタカをくくって…
7月初めはいわゆる“夜の街”での感染が多かった新型コロナウイルスだが、ここ1カ月の間に家庭内感染が急増している。家族の誰かが知らないうちに感染していたが無症状だった、あるいは発熱などの症状が出てから検査を受け、感染が分かった時にはほ...
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頭木弘樹さんは潰瘍性大腸炎で13年間入退院を繰り返し…
今からだいぶ前のことですが、当時、僕は医師から「一生、親に面倒を見てもらうしかない」と言われました。今はおかげさまで自立していますけれども……(笑い)。 「潰瘍性大腸炎」は大腸の粘膜が炎症を起こして、びらんや潰瘍ができる難病指...
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紺野ぶるまさん 便秘がきっかけで卵巣と心臓に病気が見つかった
先天性の心疾患「心房中隔欠損症」だとわかったのは5歳のときでした。きっかけは便秘です。ある日、「ウォー」って叫ぶくらいめちゃくちゃお腹が痛くなって、幼稚園に行けなかったことをはっきり覚えています。 自宅近くの病院でレントゲン...
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歌手の香寿美さん「坐骨神経痛」に苦しんだ1年半を語る
いまだに何が効いて治ったのか分からないのですが、激痛から解放されるまでおよそ1年半かかりました。 痛みの始まりは2017年の夏に風邪をひいたとき、咳き込んでギックリ腰になったことでした。20代の頃に舞台上のアクシデントでギッ...
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新型コロナ<後編>抗体検査で過去も現在も陽性と判明して…
緊急事態宣言下でも通常勤務が続き、複数人での飲み会にも参加していた町田祐介さん(仮名・30歳)。飲み会の同席者に新型コロナウイルス感染が発覚し、2日後には町田さんも40度近い高熱を発症したため、「新型コロナだと確信していた」という。...
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“ゴミ清掃員芸人”滝沢さん 簡単なはずの手術で心肺停止に…
首の後ろの付け根あたりにボコッと盛り上がったものを感じたのは、4~5年前のことでした。押してみると適度な弾力があって特に痛みもない。「でっかいホクロかな」と思って妻に見てもらったら、「なんか白いのがある」というので町医者に行ったんで...
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新型コロナ<前編>たらい回しにされて検査も受けられず…
「ああ、これは新型コロナウイルスだなとすぐにピンときました」 都内の金融系企業に勤めている町田祐介さん(仮名・30歳)は、今年のゴールデンウイーク直前にいきなり39度を超える高熱が出た。町田さんは平熱が37度前後で、普段は風邪...
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「ワースト10に入る悪さ」と言われ…粕谷哲さん語る1型糖尿病
それは僕がITコンサルタントとして働いていた2012年の春でした。突然、異常な喉の渇きが始まり、2週間ぐらいで体重が7キロ激減しました。身長182センチの僕が55キロまで落ちてしまったのです。多飲により、深夜1時間おきにトイレに起き...
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下肢静脈瘤の松岡きっこさん 手術してスカートを履けるように
50歳目前で、ふくらはぎに血管が浮き出ていることに気づきました。ある日、突然という印象でしたね。そのとき思ったのは「ああ、母と同じだ。嫌だな」でした。 母の脚に血管が浮き出ていたのを見たのは私が30歳ぐらいのときです。でも当...
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局所性ジストニアのERIKAさん 手術で頭蓋骨に穴を開け…
「その弾き方おかしくない?」 18歳のころから教えていただいているギターの先生にそう言われたのが異変の始まりでした。 2018年1月、自分の27歳の誕生日イベントの準備で、先生にも手伝っていただいていたレコーディングの...
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新型コロナ<後編>本当にギリギリの状態だったんだろうと…
アスリートのセカンドキャリアをサポートする一般社団法人S.E.A「日本営業大学」の代表理事を務める中田仁之さん(50歳)は、同法人の開校式直前に新型コロナウイルスの感染が判明。隔離入院していた病院から、昏睡状態のままコロナ患者を受け...
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大泉逸郎さん9年前に脳梗塞「仲良く付き合っていくしか」
脳梗塞を発症したのは東日本大震災のあった2011年の1月18日だね。山形に住んでるんだけど、自宅の近くの友達の家に行ったら、急にグルングルン目まいがしてさ。頭痛もちょっとあったけど、目まいのほうがひどくて、もう歩きにくくて、まるで自...
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新型コロナ<前編>苦しくて人工呼吸器のチューブを噛みちぎり前歯を失った
「また感染者が増えてきていますし、3回も感染した人がいると報じられているでしょう? あんな恐怖は二度と経験したくないので、いまだに電車にはほとんど乗っていません。ずっと車で通勤しています」 4月初めに新型コロナウイルス感染症が...
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陶芸家・岡崎裕子さん「トリプルネガティブ」乳がんから学んだこと
こんな大ごとになるとは思わず、気楽な感じで産婦人科を受診したら、左胸のしこりはステージⅡbの「トリプルネガティブ」(現状では治療が難しいとされる乳がんのタイプ)で、さらに遺伝性腫瘍ということが分かり、結果的にかなり動揺する事態になり...
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死を身近に感じたことで…訪問診療医が実感した「新型コロナ」の教訓<下>
新型コロナウイルスは在宅医療の現場も直撃している。感染を恐れて治療や入院を拒否する患者も増えた。多くの人は自らの最期に、改めて思いを巡らせるようになっている。 新型コロナウイルスのリスクが高いのは基礎疾患を抱える中高年だ。彼...
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髙嶋弘之さんが語る糖尿病との26年 きっかけは胆のう結石
「糖尿病」とわかったのは1994年、60歳になる年です。なんでわかったのかというと、「胆のう結石」をやったからなんです。 僕は夏山に登るのが趣味で、年に1回、槍ケ岳や奥穂高岳、白馬岳なんかに登っていて、そのときは五色ケ原へ行っ...
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貧困高齢者を苦しめる厚労省ルール 訪問診療医が実感した「新型コロナ」の教訓<上>
新型コロナウイルスに対応するのは最前線で感染者の治療にあたる病院だけではない。介護施設や在宅医療でもコロナとの闘いは続いている。そこで浮き彫りになるのが、硬直した行政の限界だ。 新型コロナウイルスの蔓延はリスクが高いとされる...
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眠れないほどの痛みが…カルロス菅野さん語る左肩腱板断裂
じつは左肩の手術の2年後に右肩もやって、その間には脊柱管狭窄で腰の手術もしたので、2016年からの3年間はそれまでにない受難の年でした。そもそもの痛みは、その5年以上前から始まっていました。首の付け根の“筋違い”のような小さな痛みで...
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450人以上の死に寄り添ってきた訪問診療医“自らの死に方”
定年退職を機に外科医から訪問診療医に転身した小堀さん。最初の数年間は患者やその家族に求められるまま、最期を迎える頃合いになると病院に搬送し、生き永らえるための措置をしてきた。ところが何人かの患者をみとるうちに、病院での延命が必ずしも...
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新型コロナ<番外編>1カ月程度は人に接触しない覚悟が必要
東京・港区に住む渡辺一誠さん(40=コンサルタント会社社長)は、新型コロナウイルスに感染し、都内の病院でほぼ3週間の治療を受け、4月10日に退院した。 もっとも、退院しても、渡辺さんにはうれしさがひとつもない。継続して今度は...
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新型コロナ<番外編>ウイルスを抱えたまま退院を受け入れた
新型コロナウイルスの感染で、都内病院の個室に隔離入院していた渡辺一誠さん(40=東京・港区)は、退院予定が1週間ほど延びたものの、4月10日に晴れて退院できた。 政府が、「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を発令してから3日後...
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ホームや階段が怖い…岩義人さん語る「ナルコレプシー」の苦悩
「ねぇ、芝居しながら寝てるよね? 疲れてるの?」 2019年の夏、舞台稽古の休憩時間に相手役からそう言われて、「え?」となりました。 その舞台では主演を務めさせていただき、初めから終わりまで1時間45分間、出ずっぱりの...
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新型コロナ<8>「まだウイルスがしっかりと残っています」
体内の新型コロナウイルスが死滅し、いつ退院できるのだろうか――。 感染した渡辺一誠さん(40=コンサルタント会社社長)は、都内の病院に入院した初日から、早く完治して退院の日が来ることを願った。 4月6日早朝、看護師か...