健康
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新型コロナ<4>熱い鉄板の上で焼かれるようだった恐怖感
発熱を感じた4日後、検査を受けた都内の病院で「新型コロナウイルスに感染」と診断された。 東京・港区内に住む渡辺一誠さん(40=コンサルタント会社社長)は、診断された当日に緊急入院。個室の病床に伏せたまま、2日目、3日目と、出...
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“いきなりエイズ”増加の可能性 コロナで医療体制にひずみ
新型コロナウイルス感染症の拡大は医療体制にさまざまなひずみを起こしているが、エイズウイルス(HIV)感染症の無料検査にもその波が及んでいることがわかった。全国の保健所ではHIVの無料・匿名検査と相談を行っているが、新型コロナウイルス...
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間瀬翔太さん患った脳動静脈奇形 異変から手術、今の心境
3日間、目が覚めなかったら、自動的に遺書がブログにアップされるように設定して手術に臨みました。今の当面の目標は、脳出血から1年となる今年の7月20日まで無事に生きることです。それくらいまだ怖いところがあるし、後遺症とも闘っている最中...
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精子からウイルス発見 新型コロナは新たな性感染症なのか
新型コロナウイルスはセックスを通じて感染するのではないか──。そんな見方が一部の医療関係者の間で浮上している。世界中で精子から新型コロナウイルスが検出された、との報告が相次いでいるからだ。新型コロナウイルスは当初、タチの悪い呼吸器疾...
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男性も多い…60歳以上は外反母趾が増加 転倒や腰痛の原因
外反母趾は、ハイヒールや先の細い靴を履く若い女性に多いもの。そんな印象を持つ人は多いだろう。だが意外や意外、実は60~70代にも多く見られると、米国の医療国家資格アスレチックトレーナーの三田貴史さんが言う。 「医療機関でリハビ...
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本当はこわい「いびき」の真実…睡眠の専門医が警鐘鳴らす
「いびきを指摘されて悩んでいる」「家族のいびきがうるさくて眠れない」こんな経験をしている人は多いだろう。いびきは、単純に「うるさいもの」「迷惑なもの」と考えられがちだが、実は体や心のさまざまなところにダメージを与えてしまう、怖いもので...
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「低ナトリウム塩」は高血圧対策の切り札になるのか?
最近、低ナトリウム塩という商品が販売されています。普通の塩と同じように料理に使用するものですが、ナトリウム50%カットなどと書かれています。塩というのは通常、塩化ナトリウムのことですから、それでナトリウムをカットするというのは、どう...
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コロナでも患者は減らず 精神科受診は特別なことではない
新型コロナウイルス感染への警戒心からか、多くの医療機関で一般受診者の数が減少しているという。そんな中、医療機関で外来診療を行っている精神科医、また個人クリニックを営んでいる精神科医は異口同音に言う。「患者さんの数は減っていない」と。...
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1分でできる腰痛対策 座りっぱなしテレワークで多大な負荷
仕事に不向きな机や椅子で腰が限界――テレワークで悲鳴を上げている腰痛持ちは多いだろう。長時間自宅にこもり、活動量の低下で血流が悪くなるのも腰痛悪化に拍車をかける。 「座りっぱなしだと、腰には多大な負荷がかかります。背筋や腰が丸...
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熱中症が増えるピークは「5月、梅雨明け、盛夏」の3つ
「熱中症が増える時期は、例年3つあって、最初は5月の、暑さ慣れしてないのに急に暑くなった時期。次が梅雨明け直後。そして最後が8月中旬の、一番暑い盛夏です。今年はマスクを着けて過ごすという、前例のない夏となりますので、どれだけ熱中症によ...
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4月は必要量の8割に 輸血不足をカバーする2つの選択肢
新型コロナウイルスの影響で、がん手術の延期が相次ぎ、患者さんに不安が広がっています。実は、その手術に必要不可欠な輸血用血液が足りないことをご存じでしょうか。 輸血用血液は、多くが献血でまかなわれます。過去に起きた血液製剤によ...
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ドケルバン病が増加中…外出自粛スマホ使いすぎの後遺症が
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言は解除されたが、外出自粛期間中の“後遺症”に悩む人が増えているという。指や手首の痛みやしびれが表れる「ドケルバン病」だ。「KIZUカイロプラクティック」の木津直昭院長に詳しく聞いた。 ...
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医者も忌み嫌う「死の現実」自分の身に起こると理解しない
厚生労働省の人口動態調査をもとにした「死亡場所の推移」によると、1951年は病院・診療所での死亡が11・7%だったのに対して自宅が82・5%だった。この割合は1976年になると逆転し、2005年には病院・診療所が82・4%で自宅が1...
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患者によっては最適な治療が選択されるとは限らない
近年、心臓疾患に対する治療法がさらに進化を遂げ、病気や症状などによって患者さんはさまざまな治療を選択できるようになりました。 前回お話ししたように、狭心症と大動脈弁狭窄症がある高齢の患者さんでは、狭心症に対しては外科的治療の...
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基礎代謝が低下した高齢者はかつてない夏にどう備えるか
マスクをしたまま夏を過ごすという前例のない状況で、今年は熱中症が例年になく増えることも予想される。帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター長で、環境省「熱中症予防声かけプロジェクト」の実行委員長を務める、同大学医学部救急医学講座の...
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ディズニー映画はがんに効く? 米医師会発行誌に論文掲載
音楽はがん患者の不安、疼痛、疲労、生活の質などを改善することが知られています。また、感動的な物語や映像作品も、心理面に良い影響をもたらす可能性があります。 物語と音楽を融合させた映像作品としてディズニー映画をあげることができ...
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血液と「貧血」<3>高齢者は食べても鉄欠乏性貧血を起こしやすい
貧血について、「二次性(症候性)貧血」についても、少し述べておきましょう。 何か他の病気が起因して生じる貧血を「二次性貧血」といいます。 主な原因として、各種がん、慢性感染症(結核、細菌性心内膜炎、骨髄炎など)、腎臓...
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口腔<上>健康寿命に直結 “舌筋トレ”で口の虚弱を防ぐ
近年の研究で、口の力が強い人ほど健康長寿は長くなり、口の力が弱い人ほど要介護になりやすく、死亡率も高いことが分かってきた。「口の力」とは「口腔機能」のことで、簡単にいえば「食べる機能」だ。 加齢とともに食べる機能が低下してい...
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機能性コンドームは男性だけが着けるとは限らない
性感染症予防の基本は、体液や粘膜の接触を防ぐ「コンドーム」を使うことです。ただし、正しく使わなければ意味がありません。ポイントは射精の直前ではなく、セックスの初めから終わりまで、きちんと着けることです。 それでもすべての性感...
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熱中症の応急処置に必要な「FIRE」の4カ条
コロナ禍のもとで迎える今年の夏において、マスク着用と暑熱順化の不足のために、激増する可能性もある熱中症。その症状としては、めまいや立ちくらみに代表される「熱失神」。足のつり、筋肉のけいれんなどが起こる「熱けいれん」。全身の倦怠感、嘔...
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小学生なら1~2カ月でゲーム依存に…親が今すぐすべきこと
子供がスマホゲームに夢中になっているのを放置していないか? それは非常に危険だ。ゲーム障害に陥る可能性がある。 「子供は脳が未発達のため大人よりもスマホゲームの影響を受けやすく、小学生なら1~2カ月でもゲーム障害になる可能性が...
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モノが二重に見え始め甲状腺異常と診断…治療すれば治る?
【Q】このところ目の乾きがひどく、疲れやすいと思っていたら、物が二重に見え始めました。内科では甲状腺異常と言われました。治療すれば治るのでしょうか?とても心配です。(35歳女性) 【A】症状からすると甲状腺眼症の疑いがあります。...
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がんは制圧できても住めない地球になれば人類は消滅する
近所に2人の天才児がいます。私も妻もかつてこんな天才児に出会ったことがありません。 Aちゃんは小学3年生の女の子で、幼稚園の頃から我が家に遊びに来ます。天才と思う特技は「動物と会話ができる」こと。犬が吠えて向かってきても、A...
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今夏は熱中症死者が増える可能性 新型コロナ超えの予想も
世界中の人がマスクをした状態で過ごすという、歴史上前例のない夏が間もなくやってくる。マスク着用時の呼吸における温度の上昇。さらに、外出自粛やリモートワークが続いたことによって、暑さに徐々に体が慣れる暑熱順化が十分でないことから、今年...
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ウイルス感染症はウイルスの増殖で起こるトラブルが問題に
感染症の中でも「ウイルス感染症」は、細菌など他の感染症と比べて治療が難しいといえます。その理由の1つとして、薬が少ないことが挙げられます。 風邪をひいた時や歯科医院で処方してもらう「抗生剤」(抗生物質)は種類が豊富じゃないか...
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新玉ねぎには抗酸化作用、アンチエイジング、血流改善に有効な「アリシン」たっぷり
世界の大都市でも徐々にロックダウンが解除され、日常の生活も元に戻りつつあるようです。 しかし、今回の新型コロナウイルス禍による日常生活の変化により、これまで私たちにとって「当たり前だったこと」が、決してそうではないということ...
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外出自粛で外に出ず…日に当たらないと骨折しやすいの?
【Q】不要不急の外出自粛の呼びかけに従い、ほとんど外に出ていません。日に当たらないと骨折しやすくなると聞きました。本当ですか?(37歳男性) 【A】本当です。骨を丈夫にするにはビタミンDが欠かせません。腸管から骨の原料となるカル...
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血糖値を下げるだけでは不十分 脂質異常や高血圧のチェックも
糖尿病というと、その名前から「尿に糖が出る病気」と考えている方がかなりいます。しかし糖尿病は、糖(ブドウ糖)が血液中に停滞する病気です。糖は「酸化」などの化学反応で血管の内側の壁を傷つける性質があるため、血液中に糖が多い状態が続くと...
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中高年は多彩なラブグッズの使用で新しいスタイルの性交を
「肌の老化」や「肉体の劣化」は、商品広告などでよく使われるワードです。しかし、人は生まれてから死ぬまで体の変化を続けているだけ。私は老化や劣化ではなく、ただの「変化」と思っています。 その体の変化の中で起きるセックスの痛みは中...
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マスク着用に暑熱順化なし…かつてない夏にどう備えるか
「たとえ緊急事態宣言が解除されても、マスクを着けなければいけない状況は当分続くはず。全世界の人が、マスクをした状態でひと夏を過ごすなどという経験は、かつてない事態です。今年の夏に熱中症で倒れる人がどのくらい発生するか、まったく予想する...